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45-4

「ねえエレナ。百合バーストってそもそも何なの?」

 あたしを今まで助けてくれた魔法。

 キスした相手の魔法力を大幅にパワーアップさせてくれると思ってたけど。

 闇に関係するって、他にも何かあるの?


「百合バーストの原理は、口づけを交わして互いの人格情報や魔法力、まあ魂というべきか。それをやり取りする」

「う、うん」

 なんだかすごい事言ってるけど。

 ……で、それが何?って感じで、つまり分からん。


「魂のやり取りを互いに行い、共有させる事で化学反応を引き起こす。魔法力の強化もその結果のひとつだな」

「う、うん。それで、それが闇と何か関係でも……?」

「ひなの中にある百合の心が完全に消えたわけじゃない。だから他の仲間とも仲が良かったし、両性具有の魔王という歪な存在へ心奪われた」

「うん」

「で、ゆきはあの時、ひなが宿った俺に対して百合バーストをしただろ?」

「そうだね」

「そこで3人の魂が交わった結果、ひなに残されていた百合の心の力が増幅された」

「う、うーん?」

「世界は百合の風潮が強かった。多くの人々の思いは百合と共にあったし、百合を望んだ」

 ぶっちゃけ、何言ってるのエレナって状態だよ。

 これがファンタジー……なの?


「その結果、世界を元に戻そうとする闇の力は、世界を百合に改変させる光へ転じた」

「ねえエレナ」

「なんだ?」

「……本気だよね?」

「ああ。なんだよ疑ってるのか?」

「そんな事ないけどもー」

「ゆきさん、今は真面目な話の途中ですよ」

 一応念のために確認したけど、エレナもミカエルも真剣だった。

 うぅ、百合好きのあたしがついていけてないっ!

 呆れているよりも、なんか悔しい。


「ご、ごめん、話続けて」

「その後、ソフィアが世界を変える魔法を発動したってわけだ」

「じゃあセフィリアは!」

「……あいつはもうセフィリアじゃない。見た目や立ち振る舞いは昔のままかもしれないが、魂は紛れもなくソフィアだ」

 うーん、やっぱり。

 ミカエルの話だと、新たな学園長になったって言う話だし。


 でも、いつからだろ……。

 セフィリアと学園長がふたりきりでこっそり会ってたのかな?

 あれだけ警戒してたのに、それでも会ってたなんて。

 今でも信じがたいというか……、なんというか。


 あれ?

 じゃあなんであたしと結婚しようとしたんだろ?

 ひなじゃないよ?

 それとも、ただ単純に百合だから?

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