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百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 40 教祖であり魔法少女でもある百合作家の作品、アニメ化する
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40-3

「あとは……」

「お? どうした?」

「なんでしょう」

 そう、まず絵はよさそう。

 なんだけども……。


「風景、音楽、キャラクターの声だね」

 まだまだやる事はたくさんある……。

 風景もやっぱ……、魔法でやった方がいいよなぁ。

 音楽と声どうしよう、声はエレナとかセフィリアにお願いしようかな。


「音楽は私の知り合いに楽師がいらっしゃるので、お願いしてみますね」

 おお!

 さすが司祭の娘!

 やっぱすごいなぁ、感謝感激だよー。


「風景って、ハルと同じ様に幻でいいのか?」

「うんー」

「これでどうだ?」

「おおお!! エレナいつの間に!!」

 うおおお!!

 なんか手のひらからばーっと草原が出てきたよー!

 なにこれ本物……なわけないよね?

 でもこれ全部幻影なの!

 い、いつのまに……?


「俺だってパワーアップしてるんだよ。まぁ、今の俺ならこのくらいは出来る」

 そういえば、すっと手を出してなんかこう自然な動きだった。

 な、なんかかっこいいぞ!

 本当にどうしちゃったの!


 でもこれで、アニメを作る準備は出来たぞ……!

 意外とすんなりいってるね!

 いい感じだ。

 これも魔法少女やってたおかげかも?

 うふふふふ……。

 やばい、変な笑い出てきちゃった。


「…………」

「あとは内容なんだけども……」

「そうだな、どんな内容にする? またパラパラ漫画の時みたいに勇者の話にするのか?」

「さすがに何度も同じ内容は飽きられちゃうから、別の内容にしたいねえ」

「そういうもんかー」

 アニメ化出来ると思って、舞い上がっていたせいか内容をまだ考えてなかったり……。

 だって、内容が駄目だったら、教徒の人も支持してくれた貴族の人も離れちゃうかもしれない。

 最初はいろいろ考えてたけども、なんか違うというか。

 責任重大というか、うーんうーん。


「俺は楽しみにしてるぞ、ゆきのアニメ」

 そうなんだよねー!

 今のあたしは在野の売れない作家じゃない、教祖なんだよ!

 だから変な物は作れない……。

 うぅ、プレッシャーかかる。

 前世でプロの人ってみんなこんな感じなのかな。


「ちょ、ちょっとひとりで考えさせて」

「手伝わなくていいか?」

「う、うん。だいじょうぶ」

「あまり無理はなさらないようにしてくださいね」

 そんなわけであたしはみんなといったん別れると、自室へと向かった。

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