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27-3

「はーいみなさん! お静かにー!」

 受付のお姉さんの元気な声が、ギルド内に響く。


「この度はお忙しい中、お集りいただきありがとうございますっ!」

 すごい頭下げてる。

 元々オーバーリアクション気味だったけども、今日はいつにも増して大振りだ。


 大規模闇掃討戦。

 選りすぐりの魔法少女のみが参加できるかぁ……。

 どんな人が集まってるんだろう。


 というわけで、あたしは興味本位で周囲を見回していく。


 さっきいたリゼットは他の魔法少女と一緒みたい。

 リゼットはランク12とかだから、多分他の魔法少女も高いんだろうなぁ。


 おや、あれってフロリアンナ先生?

 そっか、先生も今回の掃討戦に呼ばれたんだね。

 隣にいる同じ形だけどピンク色の衣装着た魔法少女は、相方さんかな。


 うわぁ、なんかいかに強そうな感じの人達がいる。

 なんだろう、ネットゲームで廃人が出す雰囲気と近い感じがするね……。


 流石に王族親衛隊のミカエルは来てないみたい。

 ランク高い人全員が来ているわけではないんだね。


「みなさん、事前にお話ししましたように、今回大規模闇掃討戦を行います!」

 この人がこうやって元気よく言うと、なんか小学校の運動会みたいなノリに思えてしまうね。


「今回は第1~4拠点から同時に闇へ攻勢をかけていきます。詳細なプランは現地にて確認をお願いしますねっ!」

 確か12か所の拠点があるんだっけか。

 試験の時は12、闇の中へ向かった時は5だよね。

 どこもいった事ないし、どんなところだろう?

 ……危くない場所だったらいいんだけども。


「それでは各拠点へ向かってもらう魔法少女ですが、チーム名を呼び上げていきますね。呼んだら挙手をお願いします!」

 おお、いよいよ決まる……。

 えっと、あたしたちは聖百合教だったよね。


 そういえば、チーム単位ってさらっといったけども。

 みんなそういうの決めているんだね。


「第1拠点、チームソフトビレッジ、白黒盟友、エンドレスリゾート」

 おお、リゼットのところが反応した。

 どうやらあたしたちと一緒ではなさそう。


「第2拠点、火の鳥と水の蝶、ヘイルシスターズ、レジェンダリア」

 フロリアンナ先生のところも別れたね。

 じゃああたしは第3拠点かな、それとも第4拠点かな?


「第3拠点、ピンクオレンジ、ファイブスターズ、アルビノ」

 ここであたしのチーム名が呼ばれなかったって事は……。

 第4かな?


「第4拠点、ゴシック、プリズム、聖百合教」

 おお、呼ばれた。

 他のチームの人たちは……。


 うお、あの廃人チームが手をあげている。

 ひええ。

 だ、だいじょうぶかな。

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