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27-2

 そんなわけで、あたしは街のすれ違う人たちにありがたられ続けながら、魔法少女ギルドへ向かった。



 魔法少女ギルドの本部内にて。


「こんにちは~」

「うっすー」

「待ってましたよ。ふふ」

 おや、セフィリアがいる。

 もう来てたんだね。


「聖百合教の方々ですね? もうしばらくお待ちくださいね!」

 ……うん?

 なんか宗教単位で呼ばれたような?

 いつもは魔法少女単位なのに、気のせいかな。

 まあいいや、お姉さん案内してくれてるところに座って待っていよう。


「うーん」

 それにしても……。


「どうした? ゆき?」

「なんか今日って人多くない?」

「そうだなー」

 そうなんだよ、なんかいつもより人が多い。

 しかも、魔法少女ギルドに居る人ってコミュニティが出来ているのか、だいたい同じ顔触れなんだよね。

 でも今は見た事ない人もいる。

 おや、あれってリゼットかな。

 あんなランク高い人もいるんだねえ……。


「あら、聞いておられなかったのですか?」

「なんだろう?」

「何がだ?」

 んん?

 何かあったのかな。


「私達は成果を認められて、大規模闇掃討戦のメンバーに選ばれたのですよ」

「だ、だいきぼ……?」

「なんだそれ?」

 また初めて聞く単語が出てきた……。

 名前から察するに、魔法少女いっぱい出兵させて闇と戦うのかな?


「闇が結界を日に日に押していっていますよね」

「うん」

「ですが、最近その勢いが弱まっているそうです」

「ほう……」

「魔法少女ギルドとこの国は協議の結果、今回の掃討戦を実行するに至ったというわけですよ」

 なるほど、だいたいあたしの予想通りな感じだ。


 ……ん?

 勢いが弱まっている?

 何かあったのかな?


「ですが、魔法少女全員が参加できるわけではありませんよ。ギルドや国、あるいは貴族の推薦がなければ駄目なのです」

「で、俺らが選ばれたってわけか」

「はい」

 なんか怖そうだけども、とっても名誉な事だってのも分かった。

 うーん。

 エレナやセフィリアは強いけども、あたし最近作家活動しかしてない。

 大丈夫かな……。

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