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27-1

 魔法少女救出から数日後。


 聖百合教の本部内、私室にて。


「教祖……様」

「うん?」

 おや、ブランディだ。

 今日はどうしたんだろ?

 ご飯の時間はまだだし……、掃除もさっきしてくれてたような。


「魔法少女ギルドの受付嬢が呼んでます。至急向かってください」

「なんだろ? 分かったよ、ありがとうね」

「……(こく)」

 はぁ、今日もかわいいなあ。

 って今はそれどころじゃないぞ!


 受付嬢……?

 あぁ、あのお姉さんか!

 あたしに用事があるのかな、なんだろう?


 そういうわけで、訳も分からないままあたしは変身して魔法少女ギルドへと向かった。



 魔法少女ギルドがある建物へ向かい道中。


「おお……、教祖様だ」

「本物だ……」

「あんな可憐な少女だったなんて!」

 むむ、なんか今日はいつにもまして噂されているような。

 しかも可憐な少女だなんて!

 きゃー、前世じゃ絶対に言われた事ない台詞だね!

 どきどきしちゃうね!!


 おっと、浮かれている場合じゃない。

 こういう時って何かすました態度じゃなくって、もっとこうファンサービス的な事をやった方がいいんだっけかな?

 うーん、うーん。


「とりあえず手でも振っておけばいいんじゃないか?」

「ひっ、エレナ!」

「よーう、ひとりで出て行くの見かけたからな。暇だし俺も付いていく」

「う、うん」

 いきなり後ろから声かけないでよ!!

 び、びっくりしたなぁ……。


 ま、まあでも手くらいは振った方がいいのかな?

 エレナの言う通り、振ってみよう。


「おお!!」

「こちらに手を振ってくださったぞ!!」

「なんて愛らしいのだ……」

 なんか予想通りというか、これじゃ教祖というよりアイドルって感じだ。

 ううっ。

 やっぱ慣れない。

 早めに魔法少女ギルドへ行こう……。

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