表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 23 魔法少女になった百合作家、秘密に少しだけ触れる その2
182/420

23-9

 あたしたちが苦労して解読した文字。

 ”ネオ・ユリバース”


「……で、どういう意味?」

 あたしの前居た世界で、なんか似たような名前の歌があったけども。

 まさかそれじゃないだろうし……。

 てか、ここでも百合かいっ!


「分かりません。ですが、この単語が何か重大な意味を持っているというのは事実です」

 いやいや、そんなドヤ顔で言われても。


「なんだよ、ここまでやって出てきたのは意味不明な単語だけかよ」

「どういう意味でしょうねえ……」

 結局、この後もいろいろ考えたけれど、それ以上の事はわからなかった。

 ミカエルとウィーンは魔法少女としての仕事があるので、聖百合教本部から去って行った。

 残されたあたしたちも、一旦は解散して頭を冷やすことにした。



 都内にある噴水広場にて。


「んー!」

 なんかずっと考えていたから、日の光が気持ちいいね!


「ふう」

 にしても、今まさに世界が闇に襲われている!っていうのに、街ゆく人は穏やかそのものだ。

 こういう時って、危機感に満ちていて殺伐しているとかあってもおかしくないのに。

 やっぱ結界があるお陰だからかな。

 あっ、お辞儀されてしまった。

 そっか、教徒の人だったんだね、無視するのも悪いし手振っておこう……。


 …………。

 …………。

 …………。

 …………。


 はぁ、空青いなぁ……。

 平和だなぁ……。


 …………。

 …………。

 …………。

 …………。


 うーん。

 ネオ・ユリバースねえ……。

 直訳すると、新たな百合の世界?宇宙?って事になるんかな。


 ”新たな”って事は、今の世界を百合にする……?


 いやいや。

 今でも十分だよ。

 だって、同性婚認められていて、伝説の勇者パーティがまさか百合だったなんて。

 これ以上の百合の世界があるわけないよね。


 うーん、わかんないや。

 帰って本作りの続きしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ