21-1
魔法少女ギルドへ行った翌日。
聖百合教の本部内、エントランスにて。
「おはよう」
「よう!」
「おはようございます。うふふ」
あたしとエレナ、セフィリアは今日も魔法少女ギルドへ行くために、合流したんだけども……。
「ねえセフィリア」
「何でしょう?」
「何かいい事あったのかな?」
セフィリアがいつも以上になんかにこにこしている。
どうしたんだろう、何かあったのかな?
しかも、あたしとエレナはまだ変身していないのに、もう魔法少女の格好になってる。
そんなにギルドへ行きたいのかな……?
実は楽しみにしているとか……?
「あなた方を見ていると、何だか幸せな気持ちになるのですよ。うふふ」
「///」
「///」
や、やだもう!
朝っぱらから!!
エレナも顔真っ赤じゃん!!
もーセフィリアだったら……///
「じゃ、じゃあいくか」
「うんうん」
「うふふ」
こうしてあたし達は、魔法少女ギルドへ向かった。
……はぐらかされちゃったけど、結局セフィリアの機嫌いい理由聞けなかったや。
まあ、きっと何かいい事あったのかもね。
魔法少女ギルド内、初心者の間にて。
「はーい! じゃあ今日は、早速みなさんは魔法少女としてのお勤めをお願いしちゃいまーす!」
今日もあのウェイトレスっぽいお姉さんだ。
相変わらずのテンションだね……。
むむ、お勤め?
という事は、試験の時みたいに前線へ向かうのかな?
「といっても、最初からいきなり戦場へ行くわけではないから安心してね!」
ほ……、いきなり戦うわけではなさそうだね。
でも、いつかはまたあそこへ行かないと駄目なのかな……。
だ、大丈夫だよね!
あたしも強くなったし、い、いまじゃ立派な魔法少女だからね!!
「じゃあみんな、こっちへ来てね!」
そう言うとお姉さんは、部屋の扉を開けて手を大きく振っていた。
なんかこれじゃ、引率の先生って感じだね……。
おっと、いかなきゃ。
「ん? セフィリア?」
「うふふ、なあに?」
それにしてもセフィリア、今もずっとうふふしてる。
どんないい事あったんだろう……?
そうだ、今なら聞けるかも。
「何かあったの?」
「いいえ、でも何だかとっても気持ちよくてすごく幸せな気分なんですよ~」
うーん。
この雰囲気って、あたしが変身した時と同じ状態なのかな……?
「あと、私はアルテミシアですよお。うふふふ」
やっぱりそうだよ!
学園長の魔法で名前を奪われている状態だよ!
で、でもなんで?
今まで冷静だったのに、すっかり術中にはまってる感じだし、本当に何があったの。




