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20-5

「さ、最初の何日かの成果で決まる……?」

「その通り! すごいね!」

 ゲームでありがちな設定言ったら当たってた!

 ほっ……、手汗すごいかいてるや……。


「皆さんのランキングは、魔法少女になってから7日の間の査定期間の後に決定しちゃいます!」

 7日間、つまり1週間。

 そこでランキングが決まっちゃう。


「7日間の活躍では、いきなり上位ランクになる可能性もあるので、みんな頑張ろうー!」

 上位ランクねえ。

 そういえば、グランドリリィだけいきなり10位だっけ。


「でも、査定期間で上手くいかなくてもふてくさらないでね! 活躍次第ではランキングはどんどん上がっちゃうから!」

 とはいわれても、実際に10位ってどんだけ凄いのかぜーんぜん分からないんだよねえ。

 アニメでよくある、低ランクは高ランクのいいなりになるとかあるんかな?

 あと、待遇が全然違うとかかな?


「それじゃ今日はここまでっ! また明日も待ってるねー!」

 説明してくれてたお姉さんが手を振りながら去って行った……。

 終始あのノリだったね……。


「説明も終わったみたいだし、今日は何も無さそうだから帰るか」

「うん、そうだね」

「はい」

 こうしてあたしは、終始圧倒されていた最初の説明が終わると、魔法少女ギルドを出て行った。



 聖百合教の本部へ戻る道中。


「それでは、今日は私は家へ帰りますね」

 そう言うとセフィリアは、スカートを軽くたくし上げて頭を下げた後にあたし達から離れていった。

 そっか、いくら承諾を得ているとはいえ、十字聖教が実家だから帰らないと駄目なんだよね。


 それにしても、やっぱいつ見ても絵になるというか、なんというか。

 うつくしい……。


 っていうのは置いといて……。

 指輪貰ってまだお礼言ってなかったから、言わなきゃだった。


「エレナ、指輪ありがとうね。助かったよ」

 指輪をつけてから、変な気分になる事も無かった。

 もしもあの気分のままだったら、説明を聞くどころじゃないからね。

 エレナには本当、感謝だね。


「お、おう」

 でもどこか、エレナの様子がぎこちない。

 どうしたんだろ?

 あー、きっとあたしと同じで変身したら変な気分になるのかな?

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