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百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 16 魔法少女の卵になった百合作家、首席候補になる 2日目
122/420

16-6

「それではエレナさん、ゆきさん、来てください」

「おう!」

 ひっ、いよいよあたしの番が来た……。

 エレナは……、やる気満々だ。


「ねえエレナ」

「なんだ?」

「ずっと気になってたんだけども」

 戦う前に前々から考えていて、聞けなかった事がひとつだけあった。


「入学の時の舞踏会でさ、どうしてあたしを狙わなかったの?」

 あの時エレナは点数稼ぎのため、また自分が生き残るために強そうな相手を避けていた。

 それならどうしてあたしは狙わなれなかったのかな?

 魔法防御は高いけども、まだ勇者の手袋も百合バーストも無かったのに。

 魔法力だって10だったのに。


「魔法力を感じなかったからな。何か隠していると思った」

「な、なるほど……」

 逆に低すぎて、奥の手があるとか思われてたんだね。

 エレナって猪突猛進なイメージだけど、意外と慎重なのかも?


「だから今日は思いっきり攻めるからな。ゆきも手を抜くなよ?」

「う、うん」

 ですよねー……。

 うぅ、本気のエレナ相手とか……。

 ちなみに魔法力はどのくらいだろ。


 エレナ:102000。

 ゆき:550000。


 あれ?

 エレナの魔法力が初日より増えている……?

 ミカエルと戦った時の、あの謎パワーアップを経たからなのかな。

 むぅ、ミカエルといいエレナといい、みんなパワーアップしすぎだよ!


「開始してください」

「いくぞ!!」

 ひぃ、く、くる!!

 どうしようどうしよう……。


「オラオラ!!」

 うわ、エレナの杖を振ったら光弾がたくさん飛んできたよ!!

 しかもめっちゃ振り続けているからばんばんきてる。

 弾幕シューティングみたいだ!!

 ひええっ……。

 と、とりあえず何か防ぐ方法……。


 って考えたけど間に合わない!!

 全部当たっちゃう!!!


「うぅ……」


 エレナ:91000。

 ゆき:550000。


 あ、あれ?

 めっちゃ派手だったし、おもいっきり当たったけど効いていない……?


「はぁ!? なんで魔法力1も減ってねえんだよ!!!」

 いやほんとうにそうだよ。

 な、なんでだろうね?

 あはは……。


「おい! 学園長!! 魔法力測定器の故障じゃねえのか!!」

「いえ、正常に動作していますよ」

「んだとぉ~!」

 あれかな、鉄壁の魔法防御だから効かなかったとかかな?

 そうなると、ウィーンの攻撃は魔法力減ってたよねえ……。

 ミカエルをも追い込んだだけあって、威力がそれなりにあったって事なのかな。

 うーん、自分自身がよくわからない。

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