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百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 16 魔法少女の卵になった百合作家、首席候補になる 2日目
120/420

16-4

「これで終わりです。ミカエル様ご覚悟を!!」

 なんかウィーンの拳の光が大きくなった。

 いよいよ決めに行くんだね!

 どきどき……。


 でも、本当にミカエルはこのまま負けちゃうのかな?

 あんだけ散々威張っていたのに、従者に負けましたエンドなんてちょっと冴えないような?

 そう思った時……。


「ひっ」

「な、なんだ?」

 ミカエルの体が急に光って、ま、まぶしいっ!

 何も見えない、何が起こったの?


 …………。

 …………。

 …………。

 …………。


「おい! ゆき! 見てみろ!!」

「う、うーん」

 いきなりピカってなったから、まだ目が慣れない……。

 エレナ、一体どうしたって言うの……。


「えっ……」

 光は止み、目を何度も擦ってようやくミカエルの姿を見た時、あたしは一瞬思考がフリーズした。

 

「わたくしは嬉しいです。ウィーンさんがここまで成長されていたなんて」

「え? えええええ!!!」

「お、おい……。あれって……」

 なんと、ミカエルからは黄金色の光が常に放出されており、背中には同じ色の翼が生えていたのだ。


「馬鹿な! 百合バーストはゆきの力無しでは無理なはず!!」

 そうだよ!

 あたし百合バースト使った覚えないよ!

 でもあの神々しい姿って、どうみても実地試験の時と同じだよね……。

 何の間違いなの。


「そう、ゆきさんじゃないと出来ません」

「ならそのお姿は一体……」

 もしかしあたし、遠隔で百合バースト出来るようになった……?

 いやいやいやいや!

 真剣勝負やってるのに、あたしがそんな援護なんて出来るわけないでしょ!

 だいたいそんなの反則だし……。

 でも、本当にどうなってるの。


「これは百合バーストを参考にわたくし自らが考えた強化魔法、神聖解放強化(ディバイニティモード)!!」

 なんかまた仰々しいというか、中二というか……。

 すごいネーミングだ。


 ん?

 強化魔法を自分にかけた?

 という事は……。


 ウィーン:210000。

 ミカエル:800000。


 ひええっ。

 ミカエルの魔法力があがってる。

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