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こういうの懐かしいな!!

浩二とナルーアが無事に来たことで講義が始まる。


教授 「よっしゃあ!魂の講義を始めるぞ!今から黒板に板書すっから熱い思いで書くんだぞ!!」


ミニル (やりづらいなぁ…張本人のコージ達は真剣に聞いてるのか?)


浩二とナルーアは寝ていた!!


ミニル (…こいつらちょっとおかしいのかな。)


ミニル 「おい、起きろナルーア。朝よく寝たって言ってたろ?」


小声で声をかける。


ナルーア 「いや、何か散歩してたら疲れてきてよ…」


ミニル 「講義初日から散歩とか意味わかんないよ…」


ナルーア 「ここやっぱド田舎だぜ。川もあったし虫もめっちゃいたわ。」


ミニル 「お前らどこまで行ってたんだよ…」


ミニル 「それよりコージも起こすんだ。教授に怒られるぞ?」


ナルーア 「あー分かった。」


ナルーア 「おいコージ、起きろ。」


浩二 「ミルモちゃんのマシュマロ…」


ナルーア 「な!こいつミルモちゃんの卑猥な夢見てやがる。」


ナルーア 「…よーし。」


ナルーア 「ねーねー、コージ君。私と一緒に相撲取らない?」


浩二 「え?相撲?ミルモちゃんって意外とガテン系なんだね…」


ナルーア 「ごめんね。私ミルモじゃなくてモコちゃんなの笑」


浩二 「はぁ?モコ?ふざけんなよ!!!」


浩二は大声で講義を中断させる。


教授 「…コージ君。熱い思いで聞けとは言ったが、熱い言葉で答えろとは言ってないですよ…。」


浩二 「え、だってゴリラのモコが…」


モコってうちのクラスのモコちゃん?


え、ゴリラじゃないよね?


もしかしてコージ君ってモコのこと…


浩二 「ん?何か騒がしいな。って!?」


何と、モコとミルモは同じクラスだったのだ。


浩二 「ミルモちゃん!!…あぁ、ゴリね。君は帰っていいよ。」


モコ 「あの野郎ウチに恥じ掻かせやがって…」


ミルモ 「コージ君って面白いね。何だか一気にクラスが明るくなった。」


女子生徒 「えー、モコってあの子のこと好きなの?」


モコ 「はぁ!?何でそうなるのよ!」


女子生徒 「だってモコって男の子に対して免疫ないじゃん。」


ミルモ 「あ、たしかに…」


モコ 「ば!!そんなんじゃないよ!アイツが女みたいな性格してるからだよ!」


浩二 「女みてーな性格ってなんじゃこら!男みてーな性格に言われたかねーよ!」


モコ 「あ?やんのか!?昨日は怖気付いてたくせに!」


浩二 「いきなりゴリラ出てきたらビビるだろーか!」


モコ 「うっせー子鹿!!」


教授 「…もう無理だ、先生帰ります。」


ガラッ


バシンっ!


浩二 モコ 「…え。」


…ポカーン


浩二 「でた、先生帰りますタイム。ゴリラ教授呼んでこいよ。」


モコ 「はぁ?あんたが騒がしいから帰ったんでしょ。子鹿が呼んできなさいよ。」


ミルモ 「もう、じゃあ私が呼んでくるよ!」


浩二 「待ってミルモちゃん!やっぱり俺も一緒に行くよ。」


モコ 「一緒に行くよじゃねーよ色気ザル。俺が行くよだろーが。」


浩二 「あぁん!?こんな機会ねーんだよゴリラ。テメーはふんどし巻いて座っとけや!」


喧嘩が始まる。


ナルーア 「まー仲良しだな、あいつら。」


ミルモ 「誰がどう見てもお似合いなんだよね笑」


ミルモ 「もうやめてよ!!」


浩二 モコ 「ビクっ!」


ミルモ 「仲良くしてよ…私喧嘩なんか見たくないよ!」


ミルモの声が教室に響くー


浩二 「あ…ご、ごめん。」


モコ 「ごめんねミルモ。」


ミルモ 「私にじゃなくてお互いに謝ってよ…」


浩二 モコ 「…お互い。」


ミルモ 「…出来ないの?」


ミルモは顔を赤くして涙が流れていた。


浩二 (うわー、ミルモちゃん泣いちゃってるよ。でも先にゴリラに謝ったら俺の負けみたいで嫌だな…」


モコ 「あちゃー、ミルモ泣いちゃったね。でも先に子鹿に謝ったらウチの負けみたいで嫌だな…)


浩二 モコ 「…」


ミルモ 「やっぱり反省してないんだ…」


涙が流れる。


浩二 モコ ‘’ごめん!!‘’


ミルモ 「良かった。仲直りのギューもね!」


浩二 「な、なんじゃそりゃ!!」


モコ 「…この世界は喧嘩したら仲直りにギューってしなくちゃいけないのよ…。」


ナルーア 「うひょー、相撲が見れるぜ!」


ミニル 「ナルーア上手い!!笑」


ヒューヒュー


モコ 「あ、あんたらうるさい!!」


ドキドキドキドキ


モコ (ふー、何でこんな子鹿にドキドキしなきゃならないのよ。」


浩二 (うわー、これがミルモちゃんだったら最高だったのに…」


ナルーア 「はっけよーい!!」


ミルモ 「うっせーなタコ!!」


ナルーア 「…え、ミルモちゃん?」


ミルモは黙っている。


ナルーア 「…」


ミニル (ありゃ完全に本心でてたね…笑)


浩二 (な、なんだ。ミルモちゃんが急にドスの効いた声出してたけど気のせいか?)


モコが近づいてくる。


浩二 (うわー、きたきたきた!!近くで見ると何か怖ぇぇぇ!)


モコは照れて赤くなっている。


浩二 (…ん?よく見てみたら案外可愛くないか?」


モコが抱きつく。


浩二 「いでぇぇぇぇ!!やっぱりこいつゴリラだったわぁ!!」


モコは恥ずかしさのあまり、力強くだきしめてしまった。


モコ 「あ、ごめん!ってかゴリラってまた言ったな…?」


浩二 「え?ああ、すま」


モコ 「子鹿は部屋に帰って足震わしてろー!!!」


モコのゴリラパンチが浩二を遠距離まで吹っ飛ばす。


ミルモ (あーあ、せっかく青春見れると思ったのに…)


ミルモ (でも、モコちゃんも案外…?笑これからが楽しみだな♪)


ガラガラっ


ナルーア 「教授!!」


教授 「青春してたので帰って来ました。」


浩二 「俺の青春めちゃくちゃだぁ…」


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