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初日からやらかしてません!?

ピピピピピピ


ミニル 「ん…朝かぁ?ふわぁぁぁ。」


ミニル 「ほら、2人とも早く起きてくれ…」


ミニルの先には衝撃的な光景があった。


なんとナルーアと浩二が抱き合って寝ていたのだ…


ミニル 「…おぇ、朝から気持ち悪すぎる…。この2人できてるのか?」


明らかに付き合ってるカップル並の光景にミニルは困惑する。


ミニル (そういえば昨日2人で相撲してたよな…?その時に何かあったんだろうか…。)


ミニル 「とりあえず写真撮っておくか…」


パシャっ!


ミニル 「やば、音デカすぎるよこのカメラ!」


ナルーア 「ん?朝か?よく寝たぜ…」


浩二 「朝からうるせーぞぉ…」


ナルーアと浩二はカメラの音で起きる。


ナルーア 「ん?コージ何か近くねーか?」


浩二 「あー悪ぃ、俺寝相悪いのかも。」


ミニル (こ、この2人抱き合ってたこと知らないんだ…怖すぎる。)


浩二 「ん?ミニルどしたんだよ変な顔して?」


ナルーア 「顔色悪いぞ?ちょっとよく見せてみろ。」


ナルーアと浩二が近づいてくる。


ミニル (うわ!カップルが近づいてきた!!)


ミニル 「だ、大丈夫さ。何でもないよ!」


浩二 「そうか?それならいいや。」


ナルーア 「今日から学校だぜ!!早く準備しねーとな!」


浩二 「さてと、じゃ俺は先にシャワー浴びてくっかな〜。」


ナルーア 「あ!俺が先だよ!」


浩二 「あぁ!?言ったもん勝ちなんだよ!」


ナルーア 「俺だ!」


浩二 「俺だ!」


ミニル 「…2人一緒に入ってくればいいだろ。」


浩二 「…」


ナルーア 「…」


浩二 ナルーア 「それありだな。」


ナルーア 「まぁ、朝時間ねーしなぁ。」


浩二 「な、ミニルも来いよ。」


ミニル 「…僕はもう入ったから遠慮しとくよ。」


浩二 「よっしゃあ!朝のシャワー最高なんだよなぁ。」


ナルーア 「ふうううう!!」


ナルーアと浩二は元気よく2人一緒に風呂へ入っていく。


ミニル 「…やっぱりできてる。」




準備を終えた3人は早速授業へ…ところが。


ナルーア 「何持ってけばいいんだ?」


ミニル 「うーん、まだ最初だし何も持ってかなくていいんじゃない?」


浩二 「俺ミルモちゃんに聞いてこようかな。」


ナルーア 「な!ズルいぞ!!俺もミルモちゃんに聞くぜ!」


浩二 「ミルモちゃんとか呼んでんじゃねーよ!ゴリと相撲してろや!」


ナルーア 「もうゴリはいいよ!!」


時間は過ぎてゆくー


ナルーア 「ん?ミニルは?」


ミニルの姿が見当たらない。


浩二 「…あいつ先に行きやがった。」


ナルーア 「おい!俺ら遅刻だよ!どうする!」


浩二 「…」


サボっちゃえ〜


そうして2人は初日からサボるのであった。



授業ー


ミニル 「…あいつら来てねぇじゃねーか。」


教授 「えーこれから新入生の発表をします。3人は前へ。」


教授 「ミニル君。」


ミニル 「はい!」


教授 「ナルーア君。」



教授 「…ナルーア君はどうしたのかな?最後にコージ君。」



教授 「…ん?」


ん?


教授 「ミニル君、他の2人はどうしたのかな?」


ミニル 「えーと…どうしたんでしょうかね。」


ざわざわさわ


教授 「みんな、静かにしてください。」


女子生徒 「先生ー、何かこっち覗いてる人いるんですけどー!」


教授 「皆さん窓から離れて下さい!私が確認します。」


教授かっけー!


頼りになるわー!


流石!!


ミニル (…あいつらじゃないよな?)


教授 「どれどれ…ん?」


ナルーア 「今から入れば間に合うか?」


浩二 「分からねえ。てか知らんおっさんがこっち見てるぞ?きめえな!」


ガラっ


教授 「えーと、君たちは?」


ナルーア 「俺がナルーアで、こっちがコージ!」


浩二 「おっさんも新入生か?よろしくな!」


ミニル (うわーー!あのバカ2人何やってんだよ!)


教授 「…今から教務室へ来てください。」


浩二 「教務室ぅ?そこで歓迎会やんのか?」


ナルーア 「なんかすげーな!早く行こーぜおっさん!!」


教授 「私はここの学校の教授だ!!君達は今日初めての授業なんだろ!初日から遅刻…ましてや覗きとは何事だ!!」


浩二 「え、あ、すんません。」


ナルーア 「ちいません。」


浩二 「ふふ。」


教授 「ちいませんとは何だ!すいませんだろ!ふざけるな!!」


ナルーア 「すいません。」


浩二 「ばーか、怒られてやんの。」


教授 「君もだ!すんませんじゃないだろ!!」


浩二 「すみません。」


教室では笑いが起こる。


教授 「とにかく、今から一緒に来てもらいます。」


浩二 「えー、授業しましょうよー!」


ナルーア 「教授の魂の授業聞かせて下さいよ!!」


浩二 「先生ー、本当に申し訳ないと思ってるんです!!周りの皆も授業聞きたいのに、教授がいないなんて!」


ナルーア 「俺達みんな、教授の熱い講義聞きたいんです!!」


教授!!


教授 「な、そんなに私の講義が聞きたかったのか…すまなかった!!」


ミニル (おいおい、いいのかよ…)


教授 「よっしゃあ!!先生久しぶりに皆にアツアツの講義を聞かせてやるからな!!」


ミニル (…変なスイッチ入っちゃったし。)


ナルーア 浩二 「ふううううう!!」


くすくす。


何あれ〜


もしかしてミニルって人もあんな感じなのかな?


えー、結構いい顔なのに残念ー



ミニル (こいつらと関わるの、やめようかな…)


ミニルは初日から、2バカのせいで恥ずかしい思いをしたのであった。


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