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女の子は苦手だよー!!

最悪だ。ノリで始めた遊びがまさかこんなことになってしまうとはー


モコ 「何逃げようとしてんのよ。」


スタスタスタ


浩二 「ひぃ!!」


浩二は胸ぐらを捕まれ女子部屋へ連行されてしまったのである。


バタン。


浩二 「…」


モコ 「…で、何でドアなんか叩いてたの。」


浩二 「いや、その…」


モコ 「あーん?男なら男らしく喋りなさいよ!!金玉ついてんの!?」


ミルモ 「だからモコちゃん、きん…何て女の子が言っちゃダメだって…。」


浩二 「そ、そうですよ。女の子はもうちょっと可愛らしい言葉を…」


モコ 「おめーに言われたかねーんだよ!!さっさと答えろ!」


浩二 (このゴリラ怖すぎるだろ!!どんな育ち方して来たんだよ…)


浩二 「い、いや、あの〜」


浩二は女の子と話したことがないので滑舌がよく回らないようだ。


モコ 「…はぁもういい。股間切る。」


浩二 (はぁ!?どうしてこの世界はすぐ股間切ろうとするんだよ!!非情すぎるも程が…)


モコ 「早く言えよ!!」


浩二 「ひいいい!!ただの遊び心ですぅぅぅぅ!!すみませんすみません!!」


モコ 「遊び心ぉ?もうちっとマシな遊びしろよ。アホ。」


ミルモ 「次からはこういうことやめようね?私達もビックリするから。」


ミルモは優しい顔で注意してくれた。


浩二 「は、はい。」


モコ 「何赤くなってんだよ?ミルモに惚れたんか?」


浩二 「は、はぁ!?何言ってんだよゴリラ!」


あ、


モコ 「…よし分かった。どうしても股間切られたいんだな?」


浩二 「やっべぇ!つい口が滑っちまった!」


モコ 「口が滑ったぁ?」


浩二 「うわー!やらかしたぁ!!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいぃぃ!!」


ミルモ 「モコちゃん。こんなに謝ってるし、許してあげよ?ね?」


モコ 「…分かったよ。ったくミルモもこんなクソガキにあめぇんだから。」


浩二 「助かった…」


モコ 「助かってねぇよ!!」


浩二 「ひ!すみません!それじゃ僕、もう戻りますんで!」


浩二は速攻でドアを開ける。


ミルモ 「あ、待って!」


浩二 「は、はい?」


ミルモ 「君新入生?」


浩二 「え、はい。岩下浩二って者です…。」


ミルモ 「イワシタコージ?長いからコージって呼ぶね。私はミルモ。で、さっきの子はモコちゃん。宜しくね?」


浩二 「は、は、はい。よろしく…」


モコ 「いつでも遊びに来ていいからね、コージ君。」


浩二 「あ、わかり、ました…。それじゃ。」


ミルモ 「ばいばい。」


スタスタスタ


浩二 (ん?今俺女の子と話してたよな?え、マジでこれ第2の人生きてんじゃね…。)


浩二 「ミルモちゃん…めちゃめちゃ可愛かったなぁ!!耳としっぽ付いてたし、ありゃウサギだよな?めっちゃ可愛いわ!!」


浩二 (それに対してあのゴリラは。耳長かったからエルフか?あんなエルフいねーだろ…。」


浩二 「と、ここだよな?俺らの部屋。」


ガチャ。


ナルーア 「お!遅かったじゃねーかコージ。捕まってたべ?」


ミニル 「ごめんな〜。面白そうだったから逃げちゃったよ。」


浩二 「お前らなぁーー。大変だったんだぞ!!」


ミニル 「ん?そういう割には何か笑顔じゃん。」


ナルーア 「うわ、本当だ。何か気持ち悪ぃ…」


浩二は初めて女の子と話せたことに嬉しさを隠せなかったのである。


浩二 「え?嬉しそうに見える?見える?笑」


ナルーア 「ウザイくらいに見えるぜ。」


ミニル 「何かあったの?」


浩二 「実はなー、さっき転んだ時に女子部屋に連行されたんだよ。そん時初めて女の子と話せたんだ!」


ミニル 「マジか!よかったじゃん!」


ナルーア 「さっきの2人組か。2人の内のどっちなん?」


浩二 「んー、まぁ一応2人とも話したけど。」


浩二 「耳としっぽが生えてて、あと胸がデカい方かな。」


ナルーア 「胸がデカい…?よし、今からドア叩きに行くぜ。」


ミニル 「…おいおい。みっともないからやめなよ。」


浩二 「…実はな、名前も覚えてもらったんだ。」


浩二は自慢げに話す。


浩二 「ま、俺は優しい優しいウサギちゃんと跳ねてるからさ、君達はもう1人のゴリラと相撲でもやってなさい。」


ナルーア 「ぐぐぐ!コージのやつ妙にムカつくぜ!」


ミニル 「ふふ、僕はいずれエルフと幸せに暮らすからいいのさ。」


浩二 「あ、ちなみにもう1人のゴリラ多分エルフだわ。」


ナルーア 「ぷぷ。ミニルはそのゴリラエルフと仲良く相撲だな?笑」


浩二 「はっけよい!」


浩二とナルーアは相撲の真似をする。


ミニル (絶対コイツらより青春してやる…!!)


ナルーア 「そういや明日から授業だよな?」


浩二 「マジで?早くねー?」


ミニル 「まあ、入学したらすぐ授業がこの学校の規則だからな。」


浩二 「この学校の規則どうなってんだよ。」


ミニル 「ま、とりあえずもう遅いから寝ようか。」


ナルーア 「ミニル変なことすんなよ?笑」


ミニル 「ナルーアこそ相撲取り始めるなよ?笑」


ナルーア 「相撲はミニルだろ!」


浩二 「ま、君たちは皆相撲してなさいな。おやすみ。」


ミニル ナルーア (絶対こいつだけには青春させな…!!!)


明日の学校では何が待ち受けているのかー

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