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75話 ヒーローは遅れてやってくるけどやっぱり遅れちゃダメだよね?

 「《植物操作》!」

 

 聞きなれた声が聞こえたと同時に私達と男の間に木の壁が出来た。

 そして王冠をかぶった少年が空から降ってきた。

 「お待たせ。ギリギリセーフかな?」

 「遅いよもう!なんでもっと早く来てくれないの!?バカ!」

 自分でもなんでわからないけどフータを責めてしまう。

 そして、つーっと自分の頬に涙が伝わる。

 私泣いてるの?

 安堵からかお門違いにフータを責めた罪悪感からか、どうして自分が泣いてるのか分からないけど、とにかく涙が止まらない。

 そんな私を見たフータは優しく微笑み私の頭に手を乗せて言った。

 「よく頑張ったね。後は僕に任せて。」

 「うん!」


***********************************************

 

 クロの背中の上からでも状況は見えた。

 レイク達がピンチなことは分かったので僕だけ先行して飛び降りた。

 今はただひたすらに間に合ってよかったと思っている。

 レイクには遅いって言われてしまったけど……。

 でも「任せて」って言ったら泣きながらも笑顔で返事をしてくれたのでこの後にこっぴどく怒られることは無いとだろう。

 無いよね?

 ま、まあ今は目の前の敵に集中だ。

 この人たちがレイク達を追い詰めたのかわ分からないけど僕が負けるわけにはいかないからね。

 「おいおい、正義の味方パート2ですかー?いい加減お楽しみの邪魔するなよなー。」

 「お楽しみ?」

 「おう!この女達を一人ずつ殺すっていう俺のお楽しみ……ってお前おこぼれ王子じゃねえか!」

 「おこぼれ王子?」

 おこぼれ王子という言葉に一番奥にいる男が反応した。

 あれ?

 この2人どこかで見たことある気がするなー。

 あー、クロ討伐の前に僕に突っかかってアオとファイヤさんにやられた2人か。

 それとさっきこいつ等気になること言っていたよな。 

 お楽しみ?

 レイク達を殺すことをお楽しみって言ったか?

 確かにこれはPポイントを殺しあって奪うゲームになってる。

 こいつらのやっていることはゲームの趣旨的に間違ってはいない。

 間違ってはいないけど……。

 「許せないなー。」

 「お?何か言ったか?」

 「許せないって言ったんだよ。くそ野郎!」

 「粋がってんなよ雑魚が!仲間がいなきゃ何にも出来ないくせに!」

 奥の男がそう言うと剣を抜いて突っ込んできた。

 「今お前には用がないんだよ!」

 僕は剣を抜いて男を一撃で切り倒す。

 「雑魚のはずじゃ……。」

 「雑魚はお前だ。邪魔すんな。」

 僕は言い捨てるとそのままあのくそ野郎に迫っていく。

 「おいおい、あっけねー。リーダーならもうちょい頑張ってくれよー。」

 どうやら今切った男がこいつらのリーダーらしい。

 興味はないけど。

 「それで?今度は俺を切るってか?キャー怖い。そんな目で睨まないでくれよー。怖くてちびっちゃいそうだよー。誰か助けてよー。俺何したっていうんだよー。」

 くそ野郎はこの状況でもニタニタ笑いながらべらべらとしゃべり続ける。

 「どうせ生き返るんだからお前一回死ね。」

 僕は一気に距離を詰めて首を切る。

 首だけになったくそ野郎が消滅前に言う。

 「ギャハハ!意外と楽しかったなー。また遊ぼうぜ。」

 「嫌だよ。」

 そして消滅した。

 

 僕が2人の男を殺した後すぐにアオとクロが降りてきた。

 「クロは残りの数人頼んでいいかな?それと走ってこっちに向かってきてる人たちもいるからその人たちの対処もお願い。アオは僕とレイク達の様子を見に行こう。」

 「任されたッス!」

 「はい!」


 「レイク大丈夫?あんことゆきもよく頑張ったね。」

 僕はレイクと眠っているあんことゆきに話しかける。

 「助けてくれてありがとう。それとさっきは……ひどいこと言ってごめん!」

 「いいよ。気にしてないから。レイクが無事でよかった。」

 「べリアちゃんは?」

 「今アオが回復薬飲ませてるから大丈夫だと思うよ。」

 「そっか。良かったー。べリアちゃんにも後で謝らないと。」 

 「クロが戻ってきしだい僕たちは先生の所に行こうと思ってるけどレイク達はどうする?」

 「そうだ!あの黒竜は何!?さっき話してたけど味方なの?」

 「うん。色々あって僕の使い魔になったんだ。まあ、その辺の話はイベントが終わってからにしよう。僕もレイク達の話を聞きたいしね。」

 「分かった。後にする。それともちろん私たちも一緒に行くよ。正直もう戦いたくないしね。」

 「了解!じゃあクロを手伝いに行ってくるかな。あんことゆきのこと任せていい?」

 「もちろん!」 

 「ありがとう。」


 僕がクロのもとに行くと戦闘は既に終わっていた。

 「あ!兄貴!遅いッスよ。もう終わったッス!」

 「そっか。ありがとう。でも、まだ働いてもらうよ。」

 「お安い御用ッス!」


 クロと僕がみんなの元に戻るとさっきまで眠っていたメンバーが全員起きていてあんことゆきからは途中で力尽きたことを謝られべリアちゃんからは感謝された。


 そして僕たちはクロの背中に乗り先生の元へ向かう。

 

読んでいただきありがとうございます。

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