66話 最後の戦いが始まる!
すみません。前回の65話をだいぶ書き換えました。
ダイヤモンドを手に入れてから特に何か起きることもなく平和な時間が過ぎていった。
HPが回復してから戻ってくるといったクロもまだ戻ってきてない。
三日目、残り6時間。
このまま終わると思っていた。
『やっほーーーーー♪みんな久しぶりーーー♪元気だったーーー?』
残り6時間丁度のところで1日目のスタートコールぶりのアイちゃんの声が島中に響いた。
『もう残り時間もないのに全然動きがなくてつまらないから面白いことを考えたよー♪まずはこれを見てね♡』
1位 フータ 1039018p
2位 ユウ 213328p
3位 ネロ 212520p
4位 レイク 100025p
5位 パレット 64371p
『これが現在の順位だよ♪』
まさかの1位!
それにレイクが4位にいる!
ユウも2位にいるし知り合い多いな!
それにしてもレイクが4位なのは嬉しいなー。
あんことゆきも頑張っってくれたんだね。
親として鼻が高いよ!
親ではないけどね……。
でも何で順位発表なんてしたんだろう?
『みんなマップを開いてみて♪』
アイちゃんに言われた通りにマップを開く。
そこにはいつものように自分のいる位置とパーティーメンバーであるアオの位置そしていつもは見られない赤点が4つあった。
そのうちの1つはかなり近い距離にある。
『マップに5つの赤点が新しく表示されるようにしておいたよ♪この点はさっき発表した上位5人の現在地だよ♪名前まで表示すると1位にみんな集まっちゃうから名前は表示しないよ♪上位5位に入っていないプレイヤーのみんなはここで一発逆転を目指してね♪上位5人のプレイヤーはpを奪われにように頑張ってねー♡順位は変更され次第報告するよー♪』
ということは……ずっと僕の位置も表示されてるってこと!?
「アオ、早くどこかに隠れよう!このままだと人がわんさか集まってくるよ!どこかいいところは……。」
「師匠落ち着いてください。隠れてもマップで表示されるので意味ないです。」
「そっか、それもそうだね。」
「それにもう集まってます。」
アオはそう言うと僕の後ろに弓を放つ。
後ろを見ると一人のプレイヤーが倒れていた。
「師匠逃げますよ!」
「う、うん。」
アオが僕の手を引いて走り出す。
さっきまで僕たちがいた場所には弓や魔法が飛んできていた。
「おい!そっち行ったぞ!追え!逃がすなよ!」
男が大声を出して周りに指示をする。
どこにこの人数のプレイヤーが隠れていたのかと思うほどのプレイヤーが今僕達を追いかけている。
とにかく走って僕たちは逃げ続ける。
もう何処を走ってるのかも分からない。
そして急に視界が開ける。
崖!?
目の前は断崖絶壁でこれ以上は逃げる事が出来ない。
どうしようかと考えてもたもたしている間に囲まれてしまった。
どうにか逃げる事が出来ないかと崖の下を見る。
崖の下は依然ジャングルが広がっており僕達と同じようにプレイヤーに囲まれている人たちがいた。
誰が囲まれているのかよく見てみる。
あれは……ユウだ!
それと確かユウと一緒にタッグマッチトーナメントに出ていたニーヤさんだ。
あっちも大変だなー、などと考えていると僕達を囲んでいるプレイヤーがじりじりと距離を詰めてくる。
こっちも大変だった!
さてどうしたものか……。
いいこと思いついた!
いいことを思いついて僕はニヤリと笑う。
「アオ、下に降りるよ!」
「分かりました!って下ですか!?どうやって降りるんですか?」
「こうやって。《植物操作》」
僕は《植物操作》で近くにあった木を操作して僕とアオの体を待ちあげる。
そして下まで伸ばしてユウとニーヤさんがいる近くに降りる。
「助けは必要?」
僕は後ろからユウに話しかける。
「誰か分からないけど助かる!」
「そっか、じゃあ助けるけど僕たちの方も助けてね。」
「は?お前何言って……フータじゃねえか!」
ユウは僕達の方を見て驚く。
さらに崖上にいるプレイヤーの数を見る。
「ふざけんな!今すぐどっか行け!これ以上は相手出来ねえよ!」
「まあまあ、そう言わずに。もう手遅れだしね。」
上位者2人が一緒にいるためかどんどんプレイヤーが集まってきて僕たちの逃げ道を塞ぐ。
「はぁー、しょうがねえ。後ろはフータとアオに任せる。前は俺とニーヤに任せろ。」
「分かったよ!」
「ああ、わかった。」
「私もできるだけ頑張るわ。」
そして僕たちの共闘が始まる。
読んでいただきありがとうございます。
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