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42話 鎌のある蜘蛛って自分の巣とか切っちゃったりしないのかな?

 レイクの買い物も終えた僕達は新エリアに向けて再び森に来ていた。

 現在は森の奥にある新エリアに繋がる洞窟を探している。

 「あったー!ここじゃない?」

 どうやらレイクが発見したらしい。

 「本当だ。この前まではこんな洞窟なかったよ。」

 「本当ですね。師匠がいるなら何がきても大丈夫だと思いますが中が暗くて見通しが悪いので慎重に行きましょう。」

 「そうだね。」

 「了解!」

 

 僕達は洞窟の中を慎重に進んでいく。

 道はゴツゴツしていて少し歩きづらいけど罠などもあるわけではなく順調に進んでいた。

 そこに洞窟で初めてのモンスターが現れた。

 『スパスパイダー』

 手が鎌のようになっている蜘蛛型のモンスターだ。

 「モンスターですね。誰がやりますか?」

 「はい!はい!私やりたい!」

 「いいよ。僕達は見てるから戦っておいで。」

 「やったー!」

 レイクはスパスパイダーに突っ込んで行くとまずは一発思いっきり殴った。

 スパスパイダーは少しよろめいたもののHPはそれ程削れていない。

 シャーーーーーー!

 スパスパイダーが攻撃された事でレイクを敵とみなして威嚇をした。

 しかしレイクは威嚇してる最中でもチャンスとばかりにもう一発思い切った一撃を入れる。

 シャ!?

 スパスパイダーは威嚇してる最中に攻撃してくるとは思わなかったのか驚いたような声を上げた。

 ここでようやくスパスパイダーも攻撃態勢にはいる。

 持ち前の鎌を構えてレイクに襲いかかる。

 レイクが危なくなるようだったら助けに入ろうかと思ったがその必要は無かった。

 何故ならスパスパイダーの鎌をレイクは全てすれすれで避ているからだ。

 それに加えて隙があればすかさずパンチを打ち込む。

 スパスパイダーの攻撃は一度もレイクに当たる事はなくレイクの確実な攻撃によってどんどんHPが削られている。

 しかしすごいなー。

 レイクは格好から初心者だと思ってたんだけど実は結構やり込んでるプレイヤーなのかな?

 それともセンスがすごいのかな?

 その辺は後で聞いてみよう。

 そんな事を考えていたら戦いが終わったようだ。

 「ただいまー。」

 「おかえりー。」

 「おかえり。」 

 とても満足そうな表情だ。

 「戦わせてくれてありがとう!とっても楽しい時間だったよー。」

 「それはよかったね。」

 「うん!」

 

 再び僕達は歩き始めた。

 「ところでレイクはいつからこのゲームをやってるの?」

 「ん?今日からだよー。」

 なるほど。

 やっぱり初心者だったか。

 「初心者なのによくあんな的確にスパスパイダーの鎌を避けれたな?」

 「こんなの誰にでもできるよー。」

 「誰にでもできるか…。」

 レイクの発言を聞いてアオが落ち込んでしまう。

 まぁー、アオにはできない事だもんね。

 その分アオは弓の腕がずば抜けてすごいから落ち込む事ないと思うんだけどなー。

 そこへ2匹目のモンスター『ツメモグラ』が現れた。

 ツメモグラはツメが大きく鋭いモンスターだ。

 「.ここは俺がやっていいですか?新しいスキルも試して見たいので。」

 「いいよ。」

 「私もさっき戦わせてもらったからいいよー。」

 「ありがとうございます!」

 正直僕も気になってた。

 魔弓術・氷どんなスキルなのか楽しみだなー。

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