41話 レイクの武具を買いに行く!
ギルド登録を済ませた僕達は次に何をするか相談をしていた。
「やっぱり新エリアを目指すべきではないですか?」
「うん。そうだね。僕も早く新エリア見てみたいし。」
正直今すぐにでもあんこに乗って駆け足で新エリアに向かいたい!
どんなところなのかめっちゃ気になる!
そんな中レイクは何か言いたそうにしていることに気がついた。
「レイクどうしたの?」
「あ、うん。ちょっと2人にお願いがあって…。」
「お願いって何?」
「実はずっと2人の格好が羨ましいと思ってて私もそういう格好がしたい!だから先に武具屋に行ってもいい?」
「いいよ。じゃあ先に武具屋に行こっか。」
「いいの?ありがとう!」
「師匠の行くところなら何処にでも着いて行きます!」
そうして僕達は武具屋に入った。
「レイクはどんな物が欲しいの?」
「服は可愛いやつ!武器は剣とか弓は使えないと思うから簡単なやつがいいかな?」
「まぁー好きなの買っておいで。足りなかった分は僕が出すから。」
「本当!?フータ優しい!」
そう言うとレイクは武器と防具に向かって飛んでいってしまった。
しばらくするとレイクが戻ってきた。
「お金は足りた?」
「ごめん。ちょっと足りなかったから出してもらってもいいかな?」
「いいよ。」
「ありがとう!じゃあ買ってくるねー!」
戻ってきたレイクはミニスカートの女剣士のような格好だった。
「どお?可愛いでしょー。」
「う、うん。似合ってるよ。」
普段女性を褒め慣れていないので緊張してしまった。
「でしょー。お金出してくれてありがとね!」
「どういたしまして。」
あれ?
僕は少しおかしなことに気がついた。
「レイク武器は買ってないの?」
「うん。初めは籠手っていうのを買おうと思ったんだけどモンスターをパンチした時の感触が薄れるかと思ってやめちゃった。」
感触!?
そこ重要なの?
でもあのうっとりとした顔を思い出すと…。
ダメだ、ゾワっとした。
取り敢えず怖いから余り触れないでおこう。
「なるほどー。感触かー。大事だよねー。」
思ってもないこと言ったせいかとても棒読みになってしまった。
「やっぱりフータならわかってくれた!重要なんだよ感触!殴ったときにグニュっとするところがなんとも言えなくいいよね!」
レイクは感触を思い出したのかモンスターを倒した時のようなうっとりとした表情になった。
ごめんなさい!
全然その気持ちわかんないです!
改めてレイクは怖いと思う僕なのであった。




