36話 豪華賞品が届いた!
ピロン♪
「ごめん。ちょっと待って。」
「どうしたの?」
「どうかしましたか?」
「メールが来た。」
「タッグマッチトーナメントの賞品ですかね?」
「多分そうだと思う。」
「賞品って何?」
「昨日あったイベントの優勝した賞品だよ。」
「え?優勝!すごいね!」
レイクは目を見開いて驚く。
「師匠がいるんだから当たり前だろう。最後にあの自称勇者をグサッと一突きにする姿!今思い出してもかっこいい…。」
褒めてくれるのはうれしいけどそのせいでおこぼれ王子って呼ばれてるんだよな…。
「そーなんだ!私も見たかったなー。」
「師匠、早くメール開きましょう!」
「あれ?アオの方にはメール来てないの?」
「俺の方には来てないですよ。」
アオには来てないのか。
じゃあタッグマッチトーナメントの賞品とは限らないよな。
だって僕に来てるならアオにも来るはずだし。
もしかしてアイちゃんからじゃないのかな?
メールを確認してみる。
アイちゃんからだった。
だったらなんでアオの方にはメールを送ってないんだろう?
とりあえずメールを見たらわかったりするのかな?
見てみるか。
「じゃあ開くね。」
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やっほー♪
フータ君のアイドルのアイちゃんだよー♪
今回のタッグマッチトーナメントで勝つのはフータ君かユウ君のどっちかだと思っていたけどやっぱりふーたくんだったねー♪
ちょっと予想通り過ぎてつまらなかったぞ♡
まあ他のプレイヤーは結構楽しんでたみたいだけど♪
そういうわけで豪華賞品を君たちに贈るぞ♪
ちなみにアオ君も一緒にいるみたいだからこのメールで一緒にまとめて送るぞ♪
まずはフータ君からだぞ♪
本当は武器一つ、称号一つ、スキル一つと優勝賞品の称号一つを送ろうと思っていたけど君はもう十分強い装備を持っているから武器はいらないよね♪
称号《おこぼれ王子》《タッグマッチトーナメント優勝者》
スキル《森の目覚め・攻》
フータ君は他のプレイヤーからおこぼれ王子って呼ばれてるみたいだから称号として使えるようにしておいたから感謝するんだぞ♪
次にアオ君の賞品だぞ♪
武器《弓聖の弓》
称号《弓聖》《タッグマッチトーナメント優勝者》
スキル《魔弓術・氷》
アオ君も弓聖って呼ばれてるみたいだから称号にしておいてあげたぞ♪
これで豪華賞品は終わりだぞ♪
存分に感謝するんだぞ♡
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