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21話 やっぱりすごいものに目を引かれてしまうのは当然のことだよね!

 観客の全員がアオの美しい姿に目を奪われた。

 僕も例外ではなっかった。

 この子はこの一週間どれだけの努力をしてきたのだろう。

 ついこの間までウシモー相手に逃げ回っていたなんて考えられないほど成長したなー。

 アオがVサインをしながらこっちを見てニッと笑う。

 「師匠これで一回戦突破です!」

 「う、うん。そうだね。」

 「ダメですよ師匠。こんなことで驚いていたら。約束したじゃないですか!弓を買ってもらう代わりに俺が師匠を優勝させるって!」

 約束じゃなくて取引だったはずだけど…。

 まあいいか。

 「そうだったね。じゃあ二回戦からもよろしく頼むよ。」

 「はい!任せてください!」

 アオには頼むって言ったけど2回戦からは僕も参加できるように頑張らなくちゃだね。

 

 しかし二回戦も三回戦もアオが相手を瞬殺してしまう。

 僕が試合に介入する余地はなかった。

 アオが一瞬ですべてを終わらせてしまう。

 アオの放ったすべての矢が寸分の狂いもなく相手の額に刺さっていた。

 はじめに弓の試し射ちに行った時からもしかしたらアオはすごい奴なのかもしれないと思っていたけど、どうやら本当にすごい奴だったみたいだ。

 今チェンジワールドオンラインをプレイしているプレイヤーでアオと同じように動いている人を相手に寸分の狂いもなくすべて同じ場所を射貫くことができるプレイヤーはいるのだろうか。

 当然僕にはまねできないし、他のプレイヤーでもアオと同じくらい正確にできる人なんていないだろう。

 「「きゃーーー!アオ様ーーーー!こっちむいてーーーー!」」

 「「いいぞーーーーー!エルフの兄ちゃん!」」

 「勇者になるのは俺だぞ!断じてお前などではない!」

 会場中からアオに対する称賛の声が聞こえてくる。

 最後のはよくわからないが今会場中の注目の的は間違いなくアオだろう。

 みんながアオの名前を呼んでいる。

 僕の名前を呼ぶものは誰一人としていない。

 同じチームなのにいかがなものかと思うのだがそれも仕方ない。

 やはりそれほどまでにアオの弓術はすさまじかったのだから。

 

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