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20話 タッグマッチトーナメント一回戦開始!

 「第一回タッグマッチトーナメントを開催するよー!実況と司会はみんなのアイドルのアイちゃんが担当するよー♪」

 「「うおーーーーーーー」」

 中に入るとアイちゃんが会場を盛り上げていた。

 やはり自分でアイドルというだけあってアイちゃんは美少女だった。

 そしてもう一人アイちゃんの隣に見たことあるようなないような可愛らしい女性がいた。

 「どうも、今回解説をさせていただきます。AI2号です。2号と呼んでください。」

 「「2ごうさーーーーーん」」

 2号さんっていうのか。

 「ちなみに2号は初期設定の受付係だからみんな一度はあったことあるはずだよ♪」 

 だからか。

 どうりで見たことあると思った。

 なんだかすっきりしたような気分だ。

 「さーーて早速一回戦を始めるよ♪記念すべき第一試合はこのペア達だ!」

 会場の後方にある大きな画面に初戦を戦うペアの名前が映し出された。

 「はい?」

 「やった!」

 そこにある文字を見て目を疑った。


 フータ・アオ VS キッカー・シミー


 あったのは僕たちの名前だった。

 いきなりか。

 緊張しちゃうなー。

 でもアオは喜んでるみたいだしいいことなのかな?

 「師匠やりましたよ!初戦ですよ!こんなに早く師匠に俺の成長した姿を見せれるなんて感激です!師匠、俺頑張りますよ!」

 「う、うん。頑張ってね。」

 「はい!」

 なんだかアオ一人でも大丈夫そうな気合の入り方だな。

 空回りしなければいいけど…。

 「はいはーい♪選ばれた人達は今から真ん中のフィールドに転送するから移動しないでねー♪」

 アイちゃんがそう言うと一瞬視界が揺らいでいつの間にか会場の真ん中にいた。

 そして対戦相手と対峙する。

 2人とも持ってるのは鉄の剣。

 木の剣の2つランクが上の武器だ。

 今鉄の剣を持っているってことはそこそこやりこんできたのだろう。

 これは手ごわい相手かもしれない。

 僕も気合を入れていかなければ。

 「準備はいいかな?それじゃー始めるよー♪レディーファイト!」

 開始の合図と同時に相手は2人同時に突っ込んでくる。

 突っ込んできたのを見て僕も剣を構える。

 ピッ

 僕の横を恐ろしく早い何かが通り過ぎた。

 「え?」

 「「え?」」

 結果から言うと一瞬で勝負はついた。

 僕の横を通り過ぎたのはアオの放った2本の矢だった。

 2本の矢は一直線に相手のキッカーとシミーの頭に突き刺さり一撃でHPの全てを奪った。

 「勝者フータ・アオペアーーーーー!」

 「「「「……………………。」」」」

 「「「「おおーーーーーーーーーー」」」」

 一瞬の静寂の後、会場中が興奮に包まれた。


  会場にいる誰もが弓を放ったエルフの美しい姿に目を奪われたのだった。

 

 

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