表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/220

10話 師匠って呼ばれるのも悪い気はしない!

 「へ?」

 

 今このイケメン君は何て言った?

 もしかしてこの僕をタッグマッチに誘った?

 このボッチの僕を誘うなんてこのイケメン君正気か?

 正気なのか!?

 しかしこれは千載一遇のチャンス!

 どうせ僕も誘おうとてたしここはOK一択だよね!

 よし、言おう。

 321で言うよ。

 3。

 2。 

 1。


 「………………………。」

 

 言えよ!

 流石のイケメン君も『?』みたいな顔でこっちみてるし。

 でも無理!

 なんかめっちゃ緊張しちゃう!

 そーだ!

 せーので言おう!

 せーの。


 「………………………。」

 

 だから言えよ!

 緊張してる場合か!

 森山風太はこのゲーム世界で変わるんだろう!

 そうだ。

 僕は変わるんだ!

 今こそ変わる時!

 ボッチの森山風太とはお別れだ!


 「い、いいよ…。」

 「へ?」

 

 お前もその返事するんかい!

 思わず心の中で突っ込んでしまった。

 でも、同じ返事をするくらいだし仲良くなれるかも!

 

 「あ!ごめんなさい。いい返事貰えると思ってなかったので。それと先ほどは助けていただいてありがとうございました!」

 「どういたしまして。そんなことよりタッグマッチ、本当に僕なんかでいいの?」

 「良いに決まってるじゃないですか!それよりもこっちこそ俺でいいんですか?師匠くらい強い人だとパートナー何て引く手あまただとおもうんですけど。」

 「師匠!?」

 「あ、ダメでした?フータさんがめちゃかっこよかったんで思い切って師匠って呼んじゃおうかなって。」

 「別にダメではないけど…。なんだか師匠って白髪のかっこいいおじいちゃんのイメージなんだよね。まだ僕17歳だよ。」

 そう。

 僕は今月誕生日を迎えて17歳になったのだ!

 「うそっ!俺の1つ上じゃないですか!意外と歳近かったんですね。」

 一つ下なのか。

 高校一年生なのかな?

 そういえばイケメン君僕のことをフータさんって言った?

 どうやって名前を知ったんだろう?

 聞いてみればいいか。

 「さっきフータさんって言ったよね?どうやって僕の名前を知ったの?」

 「俺の頭の上をじっと見てみて下さい。」

 言われた通りにじっと見てみる。

 そうすると『アオ』という文字が見た。

 「君は『アオ』って名前?」

 「はいそうです!」

 

 「ところで話が戻るけど僕はタッグマッチのパートナーがアオでいいと思ってるよ。正直誘ってもらえてうれしかったし。アオって呼び捨てでよかったかな?」

 「全然いいですよ。むしろうれしいです!」

 「よかった。これからよろしく、アオ。」

 「はい!よろしくお願いします!師匠!」

 あ、やっぱり師匠なんだね…。

 まぁ、悪い子じゃなさそうだしいいか。

 本当は師匠じゃなくて友達になりたいのにな。

 

 

 

 

  

 

アオの誕生日は8月25日なので25日なのでまだ16歳の設定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ