初めの日
私は進学も就職もできない。
なぜなら大学の費用を父に使われたからだ。
じゃあ、就職すればいいと言うだろう。私もそう思い、母に相談、母が父に伝え父大激怒。私を叩き、こう言う。「高卒なんて塵ぐらいの金しか貰えねーだろ!収入のいい所で働いて金を稼いでこい!」
将来性が見えない。
ふと私は、最高の解決策を思いついたのだ!
私はある冬の5時間目、授業中ふと、
『あぁ、死のう。』
と思った。
よし!死ぬなら、どうやって死のうかなぁ...
学校は最新型で黒板は電子黒板で辞典やノート替わりにタブレットが導入されている。
よし、1番後ろの席だし調べ放題だ!
引き出しからタブレットを取り出し電源を...
つ、つかない?!あぁ、そうだった...確か30分前に電源が切れたんだった...Appleって充電持ちにくいよなぁ...
んー、死ぬなら授業聞かなくていいか。私はペンをノートにおいて外の風景、空、道、車、転んだジジイ...ぼーっと見続けた。
キーンコーンカーンコーン...
やっと終わった...次の授業は移動教室か...はぁ、めんど、今まで皆勤だし、一応受けておくかぁ...
友達1「おーい!雪菜!一緒に行こう!」
唯一のクラスの中で仲のいい友達が話しかけてきた。
「ん、みーちゃん、分かった。行こー」
はぁ、行きたくね...ぼーっとしながら答える
友達1「?雪菜?大丈夫?具合悪い?」
...いつもそうだ。みーちゃんは感がいい。きつい時、眠い時、泣きそうな時、お腹がすいた時、全部気づいてくれるのはみーちゃんだった。
「ふふ、さっきの授業が面白くなくてぼーっとしてたw」
咄嗟に嘘をつく。
友達1「.....ふーん?そう?じゃあ早く行こー!」
そう言ってみーちゃんは走って次授業がある教室に向かう。そして私も
「ま、待って〜みーちゃん〜」
50m11秒の私が追う。
みーちゃんと話して、1番前の席に座り授業を受け、掃除をし終礼をする。友達と話しながら帰宅する。ご飯を食べて、風呂に入りようやく、『あ、死ぬ事考えんの忘れてたぁあwww』と気づいた。『んー、まぁ、もうすぐで修学旅行が始まるしその後に考えよう。』私はいつも通り、勉強をしゲームをし、そして寝た。
偽善者や文句を言う奴がいるのであれば帰っていただきたい。
それを言って何が出来る?私を養うのか?他に解決策があるのか?何も無いなら私に構わないでほしい。
私はただ、前置きに書いたような親になって欲しくない。子供を自殺に追い込むような親になって欲しくない。こんな子供は私が最後でいい。