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 しずくはのぞみと同じように子供のころから絵ばかり描いていてあまり学校で真面目に勉強していないはずなのにすごく頭が良くて成績も良かった。なんでも一度見たものは写真のように頭の中で記憶を再生することがでいるらしい。だからテストは簡単だったし、数学のような抽象的な思考もとくに気にすることなく生まれたときからできたといった。(その話を聞いてずるいとのぞみは思った)

 のぞみは語学なら自信があって母国語以外に数か国語の外国語を話したり読んだり書いたりできたが、それはしずくもできた。(やっぱりずるいと思った)

「しずくさんは天才さんなんですね」と洗い物をしながらのぞみは言った。

 その質問の答えは決まっている。「僕は天才じゃないよ」だ。実際にしずくはそう言って笑った。その笑顔を見てのぞみは胸がきゅんとなった。

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