禁断の園
しをだをの果実
※ん⇔を きんし
正しい答えを選び中に進め。
※ ※ ※
「__なんだこれ…」
「謎解き…かな?」
あの話をした当日の夜。俺と雪菜は廃園になった遊園地に来ていた……が…最初に詰まっていたりいなかったり……
「道が三つあるみたいだ…」
「えっと…リンゴと…オレンジと…何でスイカ?」
選択できる道は三つで、左から順に…って感じだ。間違ったら入れないだけだと思うが、下手すると死ぬ可能性もある。
「とりあえず順に解いてくか…まずは『を』の部分を『ん』に変えないとな…」
持ってきてたペンでその通りに書き換えていく。地味な工程だがそれが一番効率がいい。
「なになに…しんだんの果実…?何これ?」
さて…また詰まった。ヒントはまだ残ってるけど…これをどう使うのかに迷っている。
「きんし…?でも…んの部分を変えなきゃだから…きをし?しをき?よく分かんない…」
雪菜が頭を抱えているのを見て、俺は一つの可能性に気づいた。
「しんだんの『し』を『き』に変える…そうか!行くぞ、雪菜」
「えっ?まだ答えが…」
「答えはリンゴだ、ほら行くぞ!」
俺は雪菜を連れてリンゴの絵が描いてある道に進んだ。ここからが悪夢の始まりだとは全く気づかなかった__
『__あそこは答えの通り禁断の果実がなる呪われたエデンの園。』
『今宵も犠牲者が二名、この園に足を踏み入れた。』
『さぁ、その果実に手を伸ばすのはどちらなのか。』
『この園の秘密を知るのか。』
『さぁさぁ、始めようか。』
『__呪われたショーの始まりだ』
えー…昨日ぶりですねと、ゆいです。
早く完結させないと表明したのに怒られる気がするので、この話にしばらく専念したいと思います。他の作品を楽しみにしてくださる方は申し訳ございません。こちらのお話をお楽しみください。
ここまでホラー要素が微塵もございません。言いたいことはわかっています、何も聞かないし言わないでください(スタイリッシュ土下座)
次話からホラーを少しずつ盛っていきます。
ちなみに、アトラクション全部書くつもりですが、投稿される順に読んでいただけるとより楽しめると思います。
それでは、次回3話で出会いましょう。
……エンディングを分岐させようかな……