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翔子と愉快な仲間達

作者: 架羅

息を吐けば白くなり、バケツに水をくめば氷がはる、そんな冬の季節。

今年も後2週間程で終わるというこんな日。貴方はなにをしていらっしゃるだろうか?

ここは、とある町のとある中学校・・・・・。名を光正中学校といった。


今日は終業式。


休みが来るという喜び、通知表という地獄への用紙が帰ってくるという不安。

そんな様々な気持ちで学校にやってくる生徒達。

その学校に1本道で来れる、広い道があった。

そこに6人組の女の子達が歩いていた。寒そうにスカートを、穿き上にはコートを羽織っている。

6人とも外町という同じ区域に住んでいることから、いつも一緒に登校している。

その中にこの物語の主人公、基梨翔子がいた。

肩甲骨まである髪を2つに結び、158cmの身長を持ち、ツッコミとボケをあわせ持った元気な女の子ですかね。

さて、さっきも言った通り、今日は終業式。

登校中の会話も自然とそうなっていったのだった。

「はあぁ〜、通知表いらない〜・・・・・・・」

伊豆伊加奈。肩まである髪を2つに結び、156cm程ある身長にB型とはおもえないほどなかなかに思いやりがある。

言うことはすこ〜しきついが、ツッコミ役でメガネをかけてる。

「まったくじゃ・・・・・・・、恵美ちゃん交換せん?」

三河亜美。髪は1つに結んであり、メガネをかけていてこの中では1番背の高い奴。

傍から見たら優等生だが、中身は頭の悪いお気楽者。危機感が薄い。

「やだよ〜、なにいってんのもうー!」

瀬木恵美。ホワッとなった髪を2つ結びにし、頭がいいんだこれが!的な女の子。

これまたツッコミ役の、笑い出すと止まらなくなり涙までだしてしまう面白い子。

「不安だ〜、どうなってんだろうー。数学最低ー!」

円井早苗。ちょい長めの茶色がかった髪を2つにして、可愛いけれども少し行動の読めない感じの子。

AB型だから・・・・?というのは関係ないと思い・・・・ます・・・みたいな?

「咲もー!ふにゃー!服部(先生)め〜!」

遠藤咲。天然の入った髪を2つ結び、背は低いがインパクトがあり、あらゆる面でムードメイカー。

同じくAB型で、行動は少々突飛だが、どうにも憎めない可愛い子。

「殺っちゃおっか・・・・・・?」

これが一応ギャグコメディーの主人公の発言だろうか・・・・・?周りの空気は一層重く。。。。。ならなかった。

「いいね〜、殺っちゃえ〜♪」

「がんばれ、翔ちゃ〜ん!!」

っと、皆は応援し話は余計盛り上がったのだった。

これ、ギャグコメディーなんだけどな〜。まあ、いっか、知るかだし・・・・!

文句は主人公である翔子に言ってくだされ。




〜学校〜

「じゃあね〜。」

「あとでね〜」

この6人は、A組が3人、B組が2人、D組が1人いるのでこの時点で分かれる。翔子はB組、恵美と一緒のクラスである。

「おはよ〜」

「おはよ〜」

っと、挨拶をかわす。そして放課後。

「かえろけ〜」

そして、冬休みはやってくる。



〜翌日〜

翔子は、朝早く目が覚めた。周りを見渡すと、コタツで眠っていたらしい。翔子はコタツからはいあがって外を見る。

そこは・・・・・・一面の銀世界だった。新川町にここまで積もるというのは、過去なかったことだという。

「うわぉ〜〜〜〜〜★よし!」

そして、なぜかはしらんが翔子が友達に電話しまくって、毎年恒例の・・・・・・・・、


「Let’s雪合戦!負けても勝っても雪まみれ大★会†!」


は、遊具まで真っ白になっている、佐奈山公園またの名を・・・・・・・、

「恐怖!ナメクジの逆襲公園」・・・・・・・・ちがう!!

「ナメクジ公園」で!開催されることとなった。なぜナメクジとよばれるようになったのか?

それは遊具の中にナメクジをモチーフとした滑り台があるからだ!嫌だねそんな公園!

これには、光正小学校出身者が集まっていた。

・・・・・・どうやって集めたんだろう。こんなに集めるのは大変だったろうに・・・・・。


これが、友としての輪のなせる業・・・・・・・か?

そんなことを考えてる間に、雪合戦は始まっていた。チーム分けは・・・・・・小学校時代の出席番号の奇数と偶数のようだ。

翔子は偶数である。彼女は久しぶりの楽しい行事と面々に実に嬉しそうだが・・・・・・、

勝負には手をぬかない。

ぜってぇ負けねえ・・・・・・、という、オーラが味方にまでヒシヒシと伝わってきている。


さて、ここで今回の雪合戦のルールと遊び方をご説明しよう。


「は〜い、ルール説明担当の加奈で〜す♪

えっと、この雪合戦はですね、味方と敵との間は5,6メートル離れて、そこに雪で作った山を作るんだよ。それが陣地ね。これはある程度大きいものを、作ってね。そして準備完了。

スタート!あ、そうだ、これ決めておかなきゃいけないね。

あらかじめ、敵の陣地にのりこむ人と、自分の陣地を守る人に分かれておくの。なんでかって?この雪合戦は、自分に陣地に作った山に、

敵が上っちゃったら負けなの。だから、陣地を守る人も重要になる。OK?あとこの雪合戦は、敵の雪玉に当たったら負けというルールは、

ないから。そこ間違えないでね!じゃ、私も雪合戦にもどりま〜す♪」


はい、ありがとね加奈ちゃん。


さて、現在は偶数、つまり翔子の敵側が有利のようだ。おや?翔子の姿が・・・・・・・・。

ああ、いたいた。・・・・・・・・・・あ・・・れは・・・・・・。

「よいしょ、よいしょ!」


でか?!!??!!


とてつもなくでかい!これはもはや雪玉の領域をこえている!雪ダルマだ!!

いや〜、すごい・・・・・・・・・。あ、完成したようだ。翔子はそれを両手で支え、上に振り上げ、なげたぁぁあ!!!!!

「おうりゃああああぁぁぁ!!!!!!」

すごいスピードだ!こんな大きかったら、絶対重い。・・・・・・はずなのに。翔子は軽々と投げた!

しかしそれは、なんと!咲の方に飛んでいったぁぁ!!!


キラーン・・・・・・・・!


「・・・・・・・・・・・・・!」

避けたぁ!?なんと咲は高らかにジャンプし、華麗に雪玉を避けた。スゥーバラスィー。

・・・・・・・・・が!

その玉はそのままなんと!恵美の方に向かっていった。失速もせず・・・・・・。

「はっ!」

またしても避けた!なんなんだこの子たちはぁ!オリンピックチャンピオンかぁ!!?

恵美は、高くジャンプ!そのまま跳び箱をするように、雪玉を飛び越えた。スンバラスィー。

このまま、一体雪玉はどうなってしまうのかぁ!?!!?雪玉は空高々と飛んでいったぁ!!

その時!自分の陣地で、雪玉をヒッソリと作っていた金本に、あの巨大雪玉が・・・・・、

落ちていったぁ!!

今回も華麗な、避け方はみられるのかぁぁ?!!

「・・・・・・・・・・・・ん?」


ひゅるるるるるるるる!!!!!!


「がはっ!!!!??????」

見事、的中。

やっぱ、金本だもんね。

そのまま、雪玉は倒れている金本の隣に、落ちた。

いや、まて。雪玉の様子がおかしい。あの頑丈な雪玉が・・・・・・・。


パカッ!


割れた・・・・・・・・。

そんな馬鹿なぁ!!

金本の頭にぶつかったごときで、この雪玉が壊れたというのかぁ!!?

その時、金本が頭をおさえて、うなり声を上げ立ち上がっていた。

「だ〜れ〜だ〜?!」

皆は、一斉に翔子を指さした。

「ごめん、ごめん。まさか金本に当たるとは思わなかったからさー」

といいながら、チラッと自分の雪玉を見て・・・・・・・・驚いた!!!

な!なんと・・・・・・・・・。雪玉に無数の穴がぁ!!これを見た瞬間、皆の心が1つになっていた。一斉につぶやく。

『さすがウニ・・・・・・・・・・・・*』

「「さすがウニ・・・・」じゃねぇしぃぃ!!!!!!」」

切れる金本、雪合戦を続行する皆、ここは雪の日だろうが風の日だろうが平和であった。

なぜ皆が金本をウニとよんだか?それは髪型がウニのようにツンツンだからである。

そしてまたしてもハプニング!!平和じゃなかったぁぁ!!!!

「くらえぇぇぇぇ!!!!!」

「ふっ!甘いわァァッ!!!!!」

「だれだぁ!雪玉ン中に石いれたのぉぉっ!!!!??」

「しるかぁ!!勝ったモン勝ちだボケェェッ!!」

「お前かァァァァ!!!!」

ちょっと、ちょっと、あんたら殺気だしすぎ、これゲームだよゲーム。そんな相手を殺さんばかりの勢いで雪玉投げないでよ、石入れてる人いるし。

「はぁっ、はぁっ・・・・・・・・・、よっしゃぁぁあ・・・・・・・・・」

おや、いつのまにか勝敗が決まってしまった。翔子チームの勝利ー!なんだけどー、翔子はギリギリの状態で陣地の雪にもたれかかっていて他の皆は雪に埋まっているか、木にひっかかっ

ているか、雪ダルマ状態になっているかなのである。

どんな争いをすればこんな風になるんだっ!!??

「よ〜っし、皆〜次は鬼ごっこせん?「雪合戦鬼ごっこ」」

「・・・・・ふ、いいだろう、金本の弔い合戦だ!!」

「死んでねーよ!!」


〜「雪合戦鬼ごっこ」とは?〜


「はぁーい!加奈に引き続き、ルール説明の咲です!雪合戦鬼ごっことは、普通の鬼ごっこをするんですが、鬼は雪玉を投げて、逃げる人に当たればOK.これは普通の鬼ごっこより鬼が

有利だけど、。逃げる人も反撃していいんだ。だから鬼もうかつに近寄れない。でも根本的に

いえば買ったモン勝ちってこと!よっし!じゃ、咲もゲームにもどりまーす!!」


ありがとね、咲ちゃん。


ジャンケンの結果、鬼は恵美ちゃんと翔子ちゃん。ある意味の最強コンビである。

「10数えるよ〜1〜2〜3〜45678910!!!」

「いくぞ恵美ちゃん!」

「OK!隊長!!」




それから10分後ー


「ぐっ・・・・・・!死ぬ・・・・・・」

「皆寝るなよ・・・・・・・・・・・」

「わ〜い私と麻衣ちゃんの勝ち〜〜」



ーーーーーーーー見るも無残な惨劇。



翔子と恵美以外の者は地面に倒れこみ、唸き、もがき、苦しんでいた。

「いや〜いい汗かいたね〜」

「ね〜あっ、もう6時。じゃあ私帰るね。」

「そうだね帰ろう。なにやってんの皆?帰ろうよ」


ーお前らのせいで再起不能になってんだよ!!−


2人にむかって一瞬、ほんの一瞬、皆は殺意と怯えをもった。





そして時は過ぎ・・・・・・・・・・・・・。


皆は2年生になりました。

早苗がA、香菜、恵美がB、翔子、咲、亜美はC。


また楽しい出来事がおこるでしょう。

また信じられない事態がくるでしょう。

この人たちならきっと乗り越えられる。・・・・・・・っと思う。


春ーそれぞれの想いを秘め、願い、笑う。






                                   −END−






学園コメディーを主としてかいております。

架羅と申します。いかがでしたでしょうか?

皆様が笑顔になれますことを願って。

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― 新着の感想 ―
[一言] キャラクターの区別がつきづらいので、そこを直すだけで大分マシになると思います。
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