夕暮れの診療所と小さな約束
診療所の外には、夕暮れの柔らかな光が街を包んでいた。
患者の応急処置を終えたリリアと仲間たちは、ゆったりとした空気に身を任せる。
エリスは窓際で小さく息を整えながら、リリアに微笑みかけた。
「リリアさん……今日もありがとうございました。みんな、優しいですね」
リリアは微笑み返す。
「君が加わったおかげだよ。新しい力は大きな助けになる」
ガイルが少し照れくさそうに言った。
「いや、俺たちも君には助けられてるんだ。……ほんと、頼もしい」
リオも頷き、椅子に腰掛けたまま、静かに言葉を添える。
「明日も一緒に頑張ろうな」
エリスは胸が少し熱くなるのを感じた。
——私、ここで仲間と一緒に頑張りたい。
心の中でそっと誓い、杖を握る手に力を込める。
診療所の外には、森から吹く風がやさしく吹き抜け、木々の葉がサラサラと揺れた。
その穏やかな音に、街も仲間も、ほんの少しだけ安らぎを覚える。
リリアは窓の外を見つめながら、小さな声でつぶやいた。
「明日も、みんなと一緒に笑顔でいられますように……」
仲間たちの小さな会話や笑顔、夕暮れの光が織りなすひととき。
——戦いや試練の前の、ほんのひとときのチル。
そして、胸にじんわりと染みるキュンとエモの余韻。
夕陽が街を染め上げる中、診療所は今日も温かな空気に包まれていた。
——二期第1章の締めくくりは、穏やかな日常と仲間との小さな約束。




