森の試練と希望の光
霧が薄れ、月明かりが森を優しく照らす。
リナたちは森の核心に立ち、試練の最後の瞬間を迎えようとしていた。
心臓が高鳴る。胸の奥の緊張と期待が、まるで波のように押し寄せる。
「ここまで……来られたんだね」
セレナの声には安堵と決意が混ざる。
「うん、みんながいるから……」
リナは仲間たちの手を握りしめる。
カイも、ミナも、レオも――互いに見つめ合い、言葉以上の絆を確かめる。
黒い影が最後の試練として立ちはだかる。
しかし今回は、恐怖ではなく、仲間たちの信頼と希望を映す鏡のように見えた。
「絶対に負けない!」
リナが声を張ると、仲間たちも一斉に力を合わせる。
友情と絆、希望と勇気が森に満ち、光となって影にぶつかる。
影は揺れ、やがて静かに消えていく。
森の奥から、柔らかい光が差し込み、霧を溶かすように広がる。
試練は終わり、森の秘密も少しずつ解かれていった。
セレナは微笑む。
「ありがとう、リナ。あなたたちのおかげで、森も私も……救われた」
カイも、仲間たちも、自然と笑顔になる。
涙と笑顔、感動と安堵――
全てが一つになった瞬間だった。
リナは胸に手を当て、小さく息をつく。
「これからも、一緒に歩こう……どんな試練があっても」
その言葉に、仲間たちも力強く頷く。
森の迷宮はまだ奥深く続くかもしれない。
でも今は、希望と絆の光が森を包み、未来への道を照らしていた。
夜の闇が終わり、朝の光が訪れる。
リナたちは新しい冒険へ、心を震わせながら一歩を踏み出す――。




