森の少女と森の影
の霧がさらに深くなる中、リナたちはカイの手を握りながら進む。
しかし、木々の間に突然、少女の姿が浮かび上がった。
「……誰?」
リナが息をのむ。
少女は長い銀色の髪を風に揺らし、冷たい瞳でリナたちを見つめる。
「ここは……」
その声はかすかに震えているが、なぜか森に響き渡るように力強い。
リナたちは身構え、影に潜む敵の気配を探す。
「私は……森を守る者」
少女は静かに告げる。
その瞬間、黒い影が再び動き出し、森の奥から迫る。
リナはカイを守るため、仲間たちとともに立ち向かう。
「ここで諦めるわけにはいかない……絶対に!」
胸の奥で熱い想いが燃え上がり、体中に力がみなぎる。
黒い影と光の間で、少女がそっと手を差し伸べる。
「一緒に……」
その言葉に、リナたちは救われる思いがした。
新たな仲間、新たな希望。
不安も恐怖も、少しずつ力に変わる瞬間だった。
森の奥で、影は揺れ、静かに次の試練を待つ。
けれど、リナたちはもう一人じゃない。
友情と絆、そして新しい仲間が、彼らを前へと進ませる――。




