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転生したら病弱少女だったけど、看護師スキルで異世界の医療を改革します!2  作者: 櫻木サヱ
暁の封印

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揺れる心と、影の接近

封印の扉を越えた森の奥。

木々の影が長く伸び、朝の光も霧に溶けてぼんやりとしか差し込まない。


リナは足を止め、周囲を見渡す。

心の奥で、小さな不安がざわつく。

「……本当に大丈夫かな」

声にならない呟きに、カイがそっと肩に手を置く。


「怖いのは当然だ。俺だって同じだよ」

その温もりに、リナは少し安心し、深く息を吸う。


しかし、霧の奥から、冷たい視線が二人を追っていた。

仮面の影――封印の扉を守る者か、それとも試練を与える者か。

その存在が、静かに、しかし確実に緊張感を森に刻む。


レオが小声で囁く。

「気を抜くな……奴はすぐそこにいる」

ミナが震える手で包帯を握りしめ、リナの方を見つめる。

「でも、リナがいるから……私たち、負けないよね」


リナは微笑むように頷き、仲間たちの手をそっと握った。

その瞬間、胸の奥に熱いものが込み上げる――

不安と恐怖を越えて、守りたい人の顔が浮かぶ。


影が森の奥でわずかに揺れる。

それはまるで、彼らの心の揺れを映すかのように、静かに近づいてくる。


「みんな、準備はいい?」

リナの声に、仲間たちは一斉に頷く。

怖さも、迷いも、胸の奥に閉じ込めて――

彼らは一歩、また一歩と霧の奥へ進む。


森の影が濃くなるほど、心の絆が強くなる。

そして、近づく影が示すものは――

過去の真実か、未来への試練か。


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