時計の針の戻し方を私は知らない カレー味
なろラジ小説大賞3投稿作品です。
やっほーネーム
クラッキーコンドル
本文
小倉さん、こんにちやっほー。
いつもラジオ楽しく拝聴しております。
先日、小倉さんが出演されてらっしゃった舞台『カレー踏んじゃった』の5/3のマチソワの回を観劇して参りました。
マチソワそれぞれで演じられている役が異なり、第一発見者、第二発見者、第三発見者を見事に演じ分けていらっしゃいましたね。特に、地面に落ちているカレーを見つけたリアクションは、まさにその発見者たちの心情をよく捉えていて、こんなにもハヤシライスへの愛の深さを人間は表現できるものかと、唸らずにはいられませんでした。
演出家の佐伯さんも、ご自身のSNSで
「この舞台で1番難しい役は小倉さんや上川さんの演じていた大蔵3兄弟。それぞれのこじれたハヤシライスへの愛をいかに爆発させられるかどうかで、この舞台の面白さが格段に変わってきます。特にアドリブで任せた部分では、ルールとして絶対に同じことをやらないというルールを決めたので、観客の皆様にも楽しんで頂けたのではないでしょうか?
小倉さんと上川さんは最後の方、死にそうな顔してましたけどねwww」
とおっしゃっていました。私が観劇したのは最終日でしたので、小倉さんが死に物狂いで「お前は頼んでねぇんだよ!」という台詞を言っていたかと思うと、今でも思わず笑みが溢れてしまいます。
そこで質問なんですが、小倉さんの好きなカレーは……、
「どうしよう……!質問が思いつかない……!」
わたくし、上沢朱莉は困っていた。
推しの役者、小倉一樹へのラジオの最後の一文が思いつかないのだ。
「ていうか、好きなカレーって何だ! 聞かれた方も困るだろうが!」
というか、カレーなどどうだっていい。そんなことよりも、
「今月は一回も名前を呼ばれていない……。死ねる……」
推しに名前を呼ばれるとき、最初が同じ音の常連がほかに3人もいるからいつもびっくりするのだ。
クリボーの手下さん。
暗い顔は明日の希望さん。
九頭硫酸さん。
再度文面を読み直してみた。うん、実にわからない。
「しょうがない、とりあえずカレー、食べるか……」
験担ぎのように作った大量のカレーの消費量がどんどん増えるGW。私のメールも日を置いたらコクがもっと出ればいいのに。