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ふくろ

作者: あお

まりこちゃんは、今日はお母さんとスーパーに来ています。

もう買い物がおわり、買ったものを袋に詰めているところです。

お母さんは品物がうまく入らなくて、あせっているようです。


「ヨーグルトを先にいれると持ち上げるとこけちゃうし、玉子を先に入れると横にいれるものの大きさがあわないしー。」

といって、出したり入れたりしています。


そういえば、積み木を片付けるときも上からどんどんいれると箱の中にはいりません。

ゆっくり考えながら形を合わせていれないと、きちんとフタがしまらないのです。


「昔は買い物袋は、かたいカゴだったのよ」

とお母さんがいいました。

そういえば、おばあちゃんの家にいったとき、細い木のようなもので編んだカゴを見たことがあります。

猫のタマのお気に入りのカゴに似ていました。


買い物袋が昔と今では違うということは、まりこちゃんが大きくなったときにはまた変わっているかもしれません。

まりこちゃんは、大人になったらどんな買い物袋になるのかなあと思いワクワクしました。


まりこちゃんは、いろんなことを考えました。

「買ったものが同じ大きさだったら簡単に詰められるなあ」

「袋が自分で詰めてくれたらいいなあ」

「袋の形が中のものにあわせてくれたらいいなあ」


そのうちに眠くなって来ました。


その夜、まりこちゃんはたくさんの空中に浮いた風船を持っている夢を見ました。

中にはお買い物したものがはいっていました。


挿絵(By みてみん)

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