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約束の夏休み  作者: 奄美実法
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忘れない約束

それは子供心に待っていたのだろう。

それがわかりながら裏切ってしまった。

どれだけ心に傷を負わせてしまったのだろう……泣きながら自室に戻る我が子の後ろ姿を見つめながら自分はなんて駄目な親なのだろうと思ってしまう。


明日から親と共に祖母の家がある奄美大島に行くのだ。 友達の中には「東京ディズニーランド」や「USJ」等に行くと言っていた子がいたが私にとってそれは羨ましくなかった。親と共にどこかに行く。

それが余り出来なかった私はとってそれは凄く嬉しかった しかしそんな思いを馳せているときだった。

父「少し話いいか?」

この言葉を言う時は決まって私に後ろめたい事を言うと分かっていたがその後父の言葉は余り覚えていない。

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