4話 帰還
やっと投稿できました。
かなり間が空いてしまった…_(:3>∠)_
やっと主人公の歌姫視点開始です
「何者だっ」
騎士団長らしき人物が驚いた表情をしつつも反応した。
私は反応できたことに感心しつつも、刃を向けたその人物に刃を突きつける。
「何? 殺されたい? 私はシアに用があるだけなんだけど」
「私に用とのことだが、まず何者だ? お前は。声は聞いたことある気がするがその顔が隠れた格好では誰だかわからんぞ」
「ごめん、すぐ着替えるね」
私は歌姫時代に作った早着替えの魔法を利用して着替えた。
「これで分かるかな?」
「えっと、マナなの、か?」
シアは困惑している。いきなり暗殺者が転移してきたと思ったらそれがマナだったからだろうか?
「どうしたの? 驚いた顔して」
「聞きたいことが山積みだ。今から聞かせてもらうぞ」
それを聞いてすぐに元に戻った国王の言葉がそれだった。聞くことなんてあんまりないだろうに。
「まず、なんでここに入ってこれた? 転移では無理なはずだろ?」
「この結界、内側からなら結界ないどこでも転移できるでしょ。それを利用したの」
「次なんだが、どこに行ってた?」
「それは、気が向いたら話すよ。信じてもらえないような内容だし・・・」
「そ、そうか。それにしても無事でよかった。それにしてもさっきの格好はなんだ? コスプレって奴か?」
「それなんだけどね、私の本職は暗殺者なの。血涙って呼ばれてた。気まぐれでオーディション受けたらうかっちゃったけどね」
「・・・・・そういう事にしておこう。それで、大変なことってなんだ?」
そういう国王は呆れ顔であった。
「理解が早くて助かるよ。
大変なことってのは、私のお義母さんが毒を盛られて2年くらい寝たきりだって事。
んー、この際だから話そうかな。国王でも触れていなかった"私の過去について"」