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歌姫のお話(仮)  作者: 真紘
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2話 失踪

※国王視点です。

ーーーライブの余韻が冷めぬ翌日歌姫が行方をくらましたーーー


この自体は、楽屋から出てこない歌姫に疑問を持ったライブ会場である八重木の館長の突撃により発覚した。

発覚当時は、誘拐や暗殺ではないかという話も出たが、それは楽屋の椅子においてあった一つの、歌姫の直筆の手紙により発覚した。


 「なすべきことができました。達成するまで帰りません。探さないでください」


この手紙は私がなぜか王城におらず、ライブ会場にいたため、すぐに伝わった。これがきっかけとなり、私の歌姫ファンがばれてしまったのは言うまでもない。恥ずかしい・・・・・


手紙発覚と同時に静まり替えった楽屋の静寂を破ったのは、館長のメシアであった。

「国王様、いかがいたしましょう?」


私は考えたのち、

「一応、誘拐等ではないか、確認せよ。違うのであれば、そのあとは、手紙の通り探さないとしよう」

「承知いたしました」


メシアはいそいそと念話によるって、部下に連絡を取り、確認作業に入った。

「皆様、大変失礼なのですが、この部屋から退室願えるでしょうか?」

「わかった、皆、下がるぞ。 わかり次第城に連絡をくれ。公表はこちらからしよう」

「おこころづかい、感謝いたします。」

メシアのお辞儀を見届けつつ私は、楽屋から退室した。


――――――王城にて――――――

私はとても気まずかった。なぜかというと歌姫うんぬんより、今まで隠していた歌姫ファンであるのがばれたのではないか、そう思っていたからだ。また周りの目が少し痛い。何かを聞きたそうで何も聞いてこないのだ。だが、そんな雰囲気はすぐに終わった、ノットの言葉によって。

「・・・・・国王様、なぜライブ会場にいらしたんですか?」


「なぜノットが知っているのだ? 会場にはいなかったはずだが・・・?」

「警備に回っていた部下からの報告にて、知ることができました」

「なるほど。で、なぜ私が会場にいたかというのはな、私が実はマナのファンだからだ」

私があの場にいたことを黙秘するように言うべきだっと後悔しつつ、そう告げたのであった。こんちくしょう


「さようでございましたか・・・・・」

ノットは気まずそうにしつつ、それ以上は聞かずに通常業務に戻った。

私は、八重木のものが来たら通すように告げ、作業に戻った。


――――――翌日――――――

「八重木のものが参られました。ただいま、謁見の間にお通ししてあります」

「すぐに向かおう」

私はすぐに確認を取るために、急いで謁見の前と向かった。

「確認の結果、どうであったか?」

メシアの部下であろう者は、少し緊張ぎみであった。ここに来るのが初めてなのだろう。

「ゆ、誘拐等の証拠は見つからなかったため、自ら姿を消したと・・・・・思われます」


間があったのは気になった。何か知っているのではないだろうか?


この報告を受け、公表したあとは大忙しであった。

まず、このことを王国に公表した。

すると、テレビや、ラジオはその話題で持ちきりとなった。

また、メディアが城に押しかけてきたりもしたため、結果とした、記者会見を開くこととなった。

だが、不思議なことに、歌姫ファンクラブのものや、親衛隊を名乗る者らの動きがみられなかった。

本当に、怖いくらいに


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