表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/8

7 英語の文法はどないしまひょ(3)一般動詞



 ほな、be動詞に対する一般動詞の話もちょっと。


◆一般動詞ってなに?◆


 まああれです、めっちゃざっくり言えば、be動詞では表現できないことを言える動詞。

 よく学校では「〜する」って言いたいときの動詞、なんて聞いたりすると思うんですが、「好き」とか「知っている」とか、微妙に「する」のとは違って「状態ちゃうんコレ」、なんてのがありますので、かっちこちに「する」やと思わないで、動詞そのもので覚えたほうがええかと思います。

 

 代表的なものでは

「好き(=like)」とか

「持っている(=have・has)」とか

「する・遊ぶ(=play)」でしょうか。

 これらもまた、be動詞のときみたいに(あ、こないだの紙の右側が空いてますよね? そこへ)書いていきましょう。



挿絵(By みてみん)



 こんな感じになりましたかね?

 ちょっと字が汚くて申し訳ないんですが、そこに赤やら青やらを入れていると思います。まあそこがポイントっちゅうことで。

 疑問文や否定文にするときに、be動詞のときには出てこなかった「Do」が出てくるのが大きな違いですよね。


 あ、一応、また日本語訳を書いておくと、


肯定文:「私は音楽が好きだ」

疑問文:「あなたは音楽が好きですか」

答え:「はい、好きです」「いいえ、きらいです」

否定文:「私は音楽が好きではない」

Whの疑問文:「あなたは何が好きですか」

答え:「私は音楽が好きです」


 となります。最後の二文、シチュエーションとして変な日本語だと思いますが、便宜上のことなのでご容赦ください。要は、文がどう変化してるのかを書いているだけなんで。


 ちなみに「Do」も「Doesダズ」っていうのを使う場合がありまして、

それがあの有名な(?)「三単現のS」の文章のときになります。


 三……三人称

 単……単数

 現……現在形


 の頭文字を並べたやつですね。

 「一人称」が「わたし」で、「二人称」が「あなた」、ということは「三人称」はそれ以外の人(あるいは物や動物)ということになりますが、その中でも一人だったり一個だったり一匹(!)だったりする場合がこれにあたります。


 例文としては、


①彼は英語が好きだ。  

 He likes English.


②彼女は猫を飼っている。

 She has a cat.


③私の犬は速く走る。  

 My dog runs fast.


 だとかいうのがそうですね。


 ああ、ちなみにここで、よく間違うのがあれです。

 ③みたいに「わたしの〜」とか「あなたの〜」が入ってると三単元じゃないと勘違いする人がいる。

 「私の姉」とか「あなたのお父さん」とかやと、つい動詞の「s」を付け忘れるんですな。


 でもよーく考えよう。

 「私の姉」は私のことやないし、「あなたのお父さん」もあなたのことやない。それはどっちも、「あなた」でも「わたし」でもない、他の人のことや。

 だから答えも「She」やら「He」やらで受けることになる。

 ほんなら動詞にかて「s」つけなおかしいことになる。

 わかりますよね??


 また横道にそれたぞ。

 えーと、なんやっけ。そうそう。

 こうして三単元の文章は一般動詞か「Do」の後ろに「s」が付いた形になり、例によってプリントの裏にその疑問文、否定文などを書いてゆくとこういうことになってきます。



挿絵(By みてみん)



 ポイントは、疑問文になったり否定文になったときには「Does」を使うかわり、「s」が動詞から消えてしまうことですかな。これ、テストに出しやすいやつなのでよく見ますよね。

 「この文章を否定文にしましょう〜」とか、「疑問文にしましょう〜」とか。


 ひっかけポイントの対処法としては、問題練習をつみ重ねることによって「落とし穴に落ちないスキル」を身につけるほかありません。

 ここでめんどうくさがって練習を怠ると、ほかの子がとびこえた落とし穴やら仕掛け罠にずっぽりはまる羽目になるので気をつけましょう!


 そんなもん、はっきり言うて頭の良しあしと関係ないですやん。

 やったか、やらへんかっただけのこと。

 知ってたか、知らんかったかだけのことやん。

 慣れてたかそうでないかだけ。

 そんなことで点数さがって友達にバカにされるのこそ、アホらしいでしょ。

 そう思いません?


 せやのにこのせいで、「オレはアホなんや」とか「あたし、どうせアホやもん」とか思わされて勉強する気がうせる。そんなん、めっちゃもったいない。


 ああ、それと、これまで相手してきた中学生を見てて思うんですが、みんなけっこう「ああ、わかった」というところで自分の勉強を終了しがちなんですよね。これは落とし穴やと思うのでひと言だけ。


 「わかった」と思うのと、それで「一人で問題ができるようになる」のとはまったく違います。塾でも学校の先生に聞いたのでも、それで「わかった」で終わらさないで、必ずあとで何も見ないでやり直しをしてみましょう。

 それでできれば御の字やし、できなかったらもう一度質問しにいくこと。

 さらに、似たような問題を何度も複数解いて練習を重ねておくことも必須、だと思います。


 そーしないと、覚えたはずの知識がすーっといつのまにか抜けていく。だって、特に中高生は、つぎつぎ覚えなあかんことがあんねんもん。

 新しく入れると、ぼーっとしてると古いのは抜けていく。

 記憶に関して特殊な能力をお持ちの方もありますが、一般的にはそれが人間の脳なんやからしょうがない。

 覚えるにはとにかく繰り返すしかない、これは王道にして、勉強のもっとも近道なんだといえるでしょう。


 手ぇ抜いてええとことそうでないとこを見極める、これも勉強には大事なスキルってことでしょうか。

 にゃはは。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ