5 英語の文法はどないしまひょ(1)
さてさて。他の連載があって間があいてしまいました。すみません!
せっかくお読みくださっている方のために、ぼちぼちですが書き進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
いつも気が向いたことを気が向いた順番で書いていく仕様のため、あっちをやり、こっちをやりしておりますが、少しリクエストなどもありましたので、今日は英語の文法いきまーす。
さて英語。
何がアカンて、あの教科書がアカンと思う今日このごろ。
いや、多分昔からああいうスタイルやったとは思うんです。登場人物の日々の会話で展開されていって、「こんにちは、はじめまして。私は○○です」「こんにちは」ってなあのノリ。
んで、なんとなーくbe動詞と一般動詞の文章がわらわら出てきて、気がついたら「いつ」「どこ」「だれ」とかっていう疑問詞の文章変化に移り変わって、過去の文章になったり助動詞が出てきたり……って流れですね。
それもまあ、先生のご指導の方法によってはうまくいくんやろうと思います。
何より思うんは、まずはみんなに最初から文法の大枠ぐらいは説明しとけやということ。
だって日本語と英語って、めっちゃ違いますやん。
ちょっと調べてみましたが、英語はインド・ヨーロッパ語族のゲルマン語派。
日本語はなんや、韓国語ともよく似た単語はあるし、並び方も似てはいますが一応「日本語族」っていうやつらしくて、ほんま特殊で独立した言語みたいですな。
一応、単語さえ並んでりゃ大体の意味はわかる。最後に「ある」「ない」って付けるまで結論がわからんっちゅう感じはありますが。
そら、英語とはまったく違ってあたりまえ。
聖書の創世記で、神に並び立とうとして巨大なバベルの塔を建てようとした人々がおったもんで、神様から「そんな悪巧みがしづらいようにしてやるわあ!」というて言語をバラバラにされてもーたっちゅう話がありますが、ほんま不便や。なにしてくれんねんな神様。
いや、言語や国がいまだにひとつだったのだとしたら、人類そのものがとうに滅んでいた可能性もなきにしもあらずではありますが。
同じ種の生き物の中にあれやらこれやらと多様性があるっちゅうんは、天変地異なんかがあったときでも、どこかで誰かは生き残るために重要なんやと、だれや理系の人が言うてたんを思い出しますな。
そんでも「普通」でない生き物は社会的にとても生きづらいっちゅうのが、人間という種の難しいところでもあり。
と、まーた脱線しよる。
はいはい。本題もどりまひょ。
ほんで、ですね。英語は日本語と比べれば、はるかに文法は簡単なもんです。普通に会話する程度やったら、中学英語の知識があれば大丈夫やし。逆に言えば、ここでしっかりやっとけば、あとは単語の知識を増やすだけでどうとでもなる。
まあそれだけ、基礎である中学での文法は大事やっちゅうことでもあります。
会話なんて、恐怖心さえ取り除けばボディーランゲージと度胸と単語力だけでなんとかなるし。
だというのに、以前の塾講師のときの経験から言わしてもらえば、英語の苦手な子はこの文法が頭の中でてんで整理できていません。
覚えるだけやのうて、その情報をちゃあんと頭の中で整理しとくこと。ここ大事!
ということで、その筆頭というのが、「be動詞・一般動詞ごっちゃごちゃ問題」やないかと思います。
そらあなた、あの教科書の普通の会話調な本文をだらだら読まされているだけやったら、これがごちゃごちゃになってまうのも分かります。
最初、
「I am ○○.(私は○○です)」
いうてbe動詞で色々話ししてたもんが、急に
「I like ○○.(私は○○が好きです)」
の一般動詞の文章も出てきて、あっというまに頭の中がこんがらがるんですな。
せやから平気な顔で、
「Do you like〜?」
の文章に対して
「Yes,I am.」
とか答えてまう。
分かります。
せやからそこを、最初にきっちり整理して頭に叩き込んでおかんからこーなるんやって!
ということで、なんや長くなってもーたので、続きは次回の話にまわそうと思います。
ところで、英語でもやっぱり図解があったほうがええでしょうか?
またみてみんに謎の絵が(以下同文)ですが、ご希望が多ければ考えます。
ではでは!