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さよなら暮れゆく街

作者: 花守 一華


午後五時、腕時計の秒針は九分をさす。案外街頭の点灯は適当なもので、辺りの輪郭がほんの少しぼやけ始めた頃からジジジと一斉に、夕陽に隠れて灯る。安い蛍光灯はところどころで切れかけていて、なんだか淋しい。

明日、私はこの街を出る。大人になってから、小学校の机に投げ置かれた鉛筆なんかを郷愁の思いで振り返る、そういう心持ちなのだろうか。凄く、切なく、胸がきゅうと締め付けられる。鼻の奥がつんと痛い。

蛍光灯はいつだって私を、どんな私も、仄かに照らす。

初めての投稿です。短く未熟な文章ですが、どうぞよろしく。

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