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世界最強の守護者  作者: ルケア


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追われているのは

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

「ふう、ふう。何とかレベル5ですね。でも、疲れました。これだけ戦闘をしたのは初めてですし」


「僕らはそこまで疲れてないけどね。歩いているだけだし」


「そうですね。マリアナさんが一番疲れるポジションではありますから。ペースはマリアナさんに合わせる方がいいのかもしれないですね」


「そうだな。俺はまだまだ余裕がある。慣れているってのもあるが、体力はつけてきたからな。マリアナが休憩したいなら休憩しようと言ってくれればいいからな?」


「そ、そうですね。少し休憩をしたいです。……それに、暗いと時間が解り難いですね。今はどのくらいの時間なんでしょう?」


「レベルも5に上がったからな。今日はこれで帰っても良いくらいだ。時間はもう少しくらいなら大丈夫だが、レベル6には上がらないくらいだとは思う。そこまで時間的に余裕があるわけでは無いぞ。というか、初めての戦闘なんだから、もう少し気を配れば良かったな」


 ノーデンとメリアは魔法主体だから良いとしても、マリアナは攻撃の要だからな。しかも反撃されないように気を付けないといけない。まったくの素人が、初めて戦闘をしたんだ。疲れるってものだな。気が付かなかった俺の責任でもある。ゲーム時代は、体力なんて気にしたことが無かったからな。


「少し休憩したら帰るか。これ以上、今日頑張っても、そこまでの成果は上がらないだろうし、冒険者ギルドにも早い内に行っておきたいからな。それ以上に稼ぎたい、急いでレベルを上げたいって言うなら、多少の無茶をしてでも上げようとは思うが……」


「無理はしないで良いのではないですか? 1日にレベルが5つも上がれば、十分な成果だとは思います」


「そうだね。それで、どうする? 連日になるけど、明日もここに来るか、多少のお金が出来るから、1日休息を入れるかだけど」


「悩ましい所だな。疲労があるのであれば、休みにした方がいいだろうし、疲労が問題ないのであれば、早い所Eランク冒険者になってしまいたいという思いもある」


「そうなると、マリアナさん次第になりますね。アーデルムさんはそこまで疲れているようには見えないですし」


「あたしですか!? そう、ですね。美味しいものを食べて、しっかり寝れば、明日も大丈夫だとは思いますよ?」


「そうか。なら明日もこの場所に来るか。……無理なら当日言ってくれても構わない。無茶は禁物だからな」


「解りました。それならもう出発しちゃいましょう。ここからなら結構歩かないと――」


「助けてくれー!」


 マリアナが歩かないといけないから、そろそろ帰るべきなんじゃないかと言い終わる前に、助けを呼ぶ声が聞こえてきた。……誰かがやらかしたんだろうな。しかし、ここにはそこまで強い魔物は居なかったはずだ。良くてコボルトだと思うんだがな……。


「助けに動くべきだと思うかい? 僕はリスクを承知で助けた方がいいとは思うけど」


「見殺しにするわけにはまいりませんわね。同じ冒険者なのですから」


「マリアナ、疲れている所悪いが、行けるか?」


「勿論です! さあ、行きましょう!」


「ノーデン、スキルポイントを振っておいてくれ。それがあれば、一気に状況が変わる」


「解った。振っておくよ」


 ステータスの確認を行い、助けに向かう準備が出来た。今のステータスはこれだ。


――――――――――

名前:アーデルム

年齢:15

職業:守護者


Lv 5

HP 99/99

MP 28/28


攻撃力 7 +3

防御力 25 +8

魔法力 14

素早さ 4


スキルツリー 0

【守りの番人】〈5/100〉

【初級斧術】〈0/100〉

【防御力上昇】〈0/100〉


スキル

〈ガードスタンス〉〈大挑発〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:マリアナ

年齢:15

職業:賭博師


Lv 5

HP 38/38

MP 31/31


攻撃力 16 +3

防御力 3

魔法力 17

素早さ 23


スキルツリー 3

【賭けの対価】〈0/100〉

【豪運】〈2/100〉

【攻撃力上昇】〈0/100〉


スキル

〈四葉のクローバー〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:ノーデン

年齢:15

職業:緑魔導士


Lv 5

HP 32/32

MP 51/106


攻撃力 3

防御力 8

魔法力 24 +2

素早さ 9


スキルツリー 0

【緑の加護】〈5/100〉

【魔法力上昇】〈0/100〉

【初級暗器術】〈0/100〉


スキル

〈攻撃力アップ〉〈防御力アップ〉〈魔法力アップ〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:メリア

年齢:15

職業:聖女


Lv 5

HP 79/79

MP 122/144


攻撃力 1

防御力 14

魔法力 30 +3

素早さ 4


スキルツリー 3

【女神の祈り】〈2/100〉

【初級巫術】〈0/100〉

【初級剣術】〈0/100〉


スキル

〈ヒール〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


 魔法力アップの魔法を獲得してもらった。これで魔法力を底上げすれば、その分バフの効果も大きくなる。コボルトだって1撃だ。何が来ても問題ないくらいの火力は用意できたと思う。MPの消費が激しいが、今日はもう探索しないので、これくらいであれば、問題ないとは思う。


「こっちだ! こっちへ逃げてこい!」


「た、助かったのか!? 俺たちはここだ! ここにいる!」


 こっちへ向かって走ってきた冒険者は3人。見た感じ、アタッカーという感じだった。だが、3人は少ない。それだけ集まらなかったのか? それとも、やられたか?


「他の奴らはどうした!」


「俺たちは3人だけだ! 誰もやられちゃいねえ!」


「早く駆け抜けろ! ここで食い止める!」


「わ、解った。済まねえ!」


 走り去る奴らを追うように、正体を現したのは、鬼の顔をしたような蜘蛛だった。


「鬼蜘蛛か。あいつら、Eランクか? 大挑発!」


「魔法力アップ! 防御力アップ!」


「ガードスタンス!」


「防御力アップ! 攻撃力アップ!」


「今だ! 攻撃だ!」


「せいやー!」


「ギィイイイイイ!!」


 大挑発でこちらにヘイトを向けさせてからの攻撃。魔法力が上がっているおかげで、かなりのダメージを期待できたとは思うんだがな。


――――――――――

名前:鬼蜘蛛


HP 49/85

MP 13/13

――――――――――


 流石はバフのコンボ。威力が桁違いだ。渾身の一撃で、かなりの威力になったようだな。


「もう一回、大挑発!」


 これでもう、鬼蜘蛛のヘイトはこっちから動かないだろう。今のうちにどんどんと攻撃をしてもらわないといけない。


「ギィイイイ!」


「鬼の一撃か! そいつは通すわけにはいかないな!」


 自身の攻撃力を+50%してくる攻撃だ。だが、その程度の攻撃、こっちの盾で防げる程度だ。今の防御力を舐めてもらっては困るんだよ。こっちはかなりの防御力になっているからな。


 これでパリイがあれば安定するんだがな。残念ながら、パリイはスキルツリーが7にならないと解放されない。まだ単純な攻撃でしか、相手の攻撃を逸らせることは出来ない。それなら盾で受けきる方が賢い。スキルと通常攻撃では、かなりの差が出てくるからな。まずは常識的な行動をとらないといけない。


「ギィイイイ!!」


「これで追い込みましたよ!」


「よくやった! 後1撃だ! それまでは耐える!」


「ヒールはありますが、出来れば無傷でお願いします」


「焦らない事だよ。アーデルムは耐えられる。機を窺うべきだ」


「解っています! アーデルムさん、耐えてください!」


「任せておけ!」


 しっかりと攻撃を受けきる。その程度の攻撃で、やられるわけにはいかないんだよ。こっちは最強を目指すんだ。プレイングもそうだ。最強への道筋は既に出来てる。それをなぞれば、結果は付いてくる。


「ギィイイイ!」


「また鬼の一撃か! だが、しくじったな。焦り過ぎだ」


「そいやー!」


「ギィイイイ……」


 HPが0になったか。こっちの勝ちだ。


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