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世界最強の守護者  作者: ルケア


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夢幻崩壊

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 まず、目に入ってきたのは、10mを優に超える巨人だった。遠目からでも十分に解る。あれはオークだが、余りにもデカすぎる。ちょっとやそっとの攻撃では、どうしようもならないことは簡単に想像が出来る。あれだけの巨体だ。攻撃力なんかもおかしな事になっているに違いない。それだけ進化というものは恐ろしいと言う事でもあるんだよな。……あれだけの巨体。ダメージレースでどうなるのかが不明過ぎるな。


「大きいですよね……。まるで山みたいです」


「今までよりも大きいけど、あれを攻撃するのかい? 本気で言っているんだよね?」


「威圧感が今までとは違いますね。下手な人間ではやられてしまいかねないです」


「だが、これさえ終われば、日常が帰ってくる。ここ以外のスタンピードは、王国軍が何とかしてくれたって情報があるからな。ここだけ何とかすれば、俺たちだってゆっくりと暮らせるようになるんだ。Sランク冒険者として、危険地帯の夢幻の世界を攻略する事で、生計を立てていける。悠々自適な生活が待っているんだ。こんな所で躓きたくない」


 悠々自適な、快適ライフを送るんだ。最強になるには、危険地帯に行く必要がある。それで危険地帯の夢幻の世界を攻略する事で、世界崩壊を遅らせて、それで糧を得ると。そういう生活が待っているんだ。夢幻の世界は沢山ある。それでいい場所を見つけて、周回すればいい。もしかしたら、未知のスキルブックなんかも手に入るのかもしれないしな。最強になる。その道のりは、既に舗装されている。後は、このデカブツを処理するだけで良いんだ。


「王国軍が攻め込むまで待機でしたよね。……相手の名前も確認できないのは辛いですけど」


「そうだけど、気にしても仕方がないんじゃないかな。かなりのヘイトを貰うらしいし、確認は後で十分なんじゃない?」


「それに、向こうの準備も出来たみたいですよ。……始まりますね」


「今回は俺もアタッカーとして参加する。……ヘイトは多めに取るつもりではいるが、王国軍が上手くやってくれることを願うしかないな」


「ブモオオオオオオオ!!!!」


「!! 始まったぞ! 一気に畳み掛ける!」


――――――――――

名前:夢幻崩壊・オークロードディザスタークリソベリス


HP 168424485559/168424485559

MP 89546611521/89546611521

――――――――――


 HPは12桁。しかも悪夢ではなく、夢幻崩壊になっている。強敵なんてものじゃない。完全にラスボスって感じの風格だよ。それを一挙に引き受けてくれている王国軍には感謝しかないが、耐えられるのか? それが心配だな。本当に勝てるのか。かなりの強さのはずだ。


「ノーデン! バフを全力!」


「解っている。準備は万端だよ。全部盛りで行くからね」


「エンチャント聖も使います。多少のダメージにはなってくれるはずです」


「ブレッシング! マリアナ、一発決めてくれ」


「行きます! てやぁあああ!!」


「こっちも全力で叩く! うぉおおおお!!」


 防御力を攻撃力に変換して、ぶっ叩く。HPを20%以下に出来ていないから、そこまでの火力は出ないが、それでもまずますの火力は出る筈だ。その結果、マリアナは10桁のダメージを、俺が8桁のダメージを与えた。……100倍以上の火力差があるのか。やっぱり、豪運賭博師の火力は凄まじいな。これなら短期決戦に持ち込める。一気に押し込める。


「連続して攻撃! どんどんとダメージを与えていけ!」


「ブレッシング! さあ、もう一回だ」


「何度だってクリティカルを出してみせますよ! てやぁあああ!!」


「ブモオオオオオオオ!!!!」


「!? バフだと!? 早過ぎる!」


「まだまだ行きます!」


「マリアナ! ヘイト無視の攻撃に気を付けろ! 範囲攻撃に巻き込まれるな!」


「解りました! ――ひえぇ!? 直撃したら死にますよ!?」


「危ない攻撃は回避していけ! 俺は受けるしか出来ないが、回避も重要になってくるからな! その隙に、攻撃力を上げるスキルをガンガン使うんだ!」


 バフで防御力も上がったのか、マリアナの攻撃ですら半分近くまでに抑えられている。もっと短期決戦に出来ると思っていたんだがな。流石にそこまで甘くはないってことなんだろう。ただ、タンク隊はしっかりと攻撃を受け止められているようだ。王国軍はしっかりと育てられているってことなんだろうな。……未知のスキルツリーもあるのかどうか、それが気になる所ではあるんだけど、今はそんな事を気にしている場合ではない。


「捨て身の一撃! バーストラッシュ! HPが20%以下の最大火力を食らいやがれ!」


「HPを回復させるよ。HP譲渡! ドレインで十分に回復できるから、まだまだ攻撃に回ってくれよ。こっちも出来る限りはやらせてもらうけどね。導きの手! ソーンガーデン!」


「HPを気にしないで良いのは有難いですね。サクッと倒せれば、なお良かったんでしょうけど」


「それは無理だろうね。苦戦は必至だよ。……反対側がどうなっているのか、見えない所が不安だけどね。ヘイト管理は大丈夫かい?」


「大挑発! ヘイト管理は任せておけ! 向こうが崩れても、俺が何とかしてみせる!」


「頼もしいですね。私たちのタンクですから、しっかりと役目を熟してくださいな」


 まあ、それがタンクの役割だからな。向こうが崩れることは前提だ。崩れてからが本番とも言える。まあ、持ちこたえてくれるとは思うけどな。流石に王国軍が負けるなんてことはないはず。こっちでも色々と準備はしてきたが、それ以上に向こうはベテランが多いはずなんだ。伊達に戦場に向かわされている訳ではないとは思うぞ。これくらいの死線を乗り越えないと、戦争なんてやってられないだろうからな。


 こちらの猛攻も有り、向こうからも凄まじい攻撃の雨が降り注いでいる。攻撃力に特化した攻撃部隊がちゃんと居るのを確認できた。それは大きい。MPはまだまだ残っているが、HPだけなら何度も半分を割っている。アタッカーも十分に育っている様で何よりだ。これなら予想以上に早く決着がつきそうではある。


 まあ、そう簡単にはいかせてもらえないらしいんだけどな。


「ブモオオオオオオオ!!!!」


「普通にバフを使うんじゃねえ! 硬すぎるんだよ!」


「ダメージが大分減りました! ちょっと硬すぎませんかね!?」


「マリアナはガンガンクリティカルで攻撃していけばいい! 俺は固定ダメージに切り替える! そうじゃないと碌にダメージが入らない!」


 全力で攻撃しているのにも関わらず、5桁のダメージしか入らない。純アタッカーでは無いからな。こういう時に攻撃力が不足する。それでも何とかなるのが固定ダメージ攻撃だ。連撃で6回入れられる。まあ、1発100000ダメージしか入らないんだけどな。ただ、確実にダメージが入るので、こういう時には有難い。防御力が高すぎるんだ。何処までも出鱈目なバフをかけやがって。まともなアタッカーじゃないとダメージにならないって酷すぎるだろう。


 それでも、何とか手段はある。徹底的に攻撃してやる。MPが尽きるまでが勝負だ。MPさえ尽きてしまえば、後はHPを削るだけなんだからな。安定しているなら、しっかりと削りきればいいんだよ。それだけのダメージは与えられているはずだ。後はタンク隊が何処まで耐えられるのかだ。生半可な攻撃では倒れないようにタンクも育てている筈なんだよ。だから、こうやって俺たちが攻撃に専念できているんだからな。


 ただ、嫌な予感はしているんだよ。タンク隊が崩れるとは思えないんだが、それでも嫌な予感がしている。こんなに順調で良いのかって疑問はあるんだよ。状況は極めて順調だ。だからこそ、何かしら危険な事があるんじゃないか。そう思えてならない。

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