簡単に落ちるレアドロップ
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まずは俺が覚えたスキル、ガードスタンスだな。これは、装備やバフを含めた防御力を+50%してくれるスキルだ。その反面、素早さが-50%になるんだけどな。素早さはタンクに求められない。それだから、ガードスタンスは普通に使っていくことになる。
マリアナが覚えたスキルは四つ葉のクローバー。これは、運を+100%してくれるスキルだ。……レアドロップを狙うなら、必須のスキルになってくる。なお、ラビットのレアドロップはラビットの毛皮になるんだが、これを有効にしていないのにも関わらず、既に4つもドロップしている。どうやら運の初期値が相当に高い様だ。普通ではありえないくらいにドロップするんだ。ドロップ率を間違えているのかと思ったぞ。
ノーデンが覚えたスキルは攻撃力アップ。バフだな。これは魔法力+Lv×1の攻撃力が上昇する。ノーデンの魔法力は26、レベルは2。なので、攻撃力が28上昇する。この数値は、初期ではかなり強く、初期は固定値、終盤は割合で強化されるので、この辺の敵ならば、マリアナの攻撃で1撃を狙える範囲に入ってくる。だからバッファーは1人居るだけで違うんだがな。アタッカーを5人も居れるのであれば、1人くらいはバッファーを入れても困らないとは思うんだが……。
メリアが覚えたスキルはヒール。回復である。これは魔法力+Lv×1のHPが回復する。メリアの魔法力は33、レベルは2。なので35のHPを回復してくれる。普通に全回復すると思っていい。レベルが低いので、MPに不安があるが、自然回復も含めれば、安定して戦えるようにはなるだろう。ここからは、HPもMPも馬鹿かと思うくらいには伸びるので、生贄聖女としてしっかりと役割を熟してもらいたいとは思っている。
「よし。とにかくレベル2になったな。これで出来る事が増えるし、マリアナがアタッカーとして機能できるようになる。ラビットなら1撃で倒せるようになるからな。まあ、今までも殆ど瀕死にまで持っていけていたんだけどな。賭博師の初期攻撃力が高かったのが影響している」
「こんなにレベルが簡単に上がるんですね」
「これなら適当なパーティーを組んでも問題なかったんじゃないかな。ここまで簡単にレベルが上がるなら、僕らも苦労はしなかったんだろうし」
「そうですね。アタッカーが1人居るだけで十分だとは思います。それもアタッカーじゃなくても、ある程度なら倒せてしまいますし……」
「とりあえず、レベルを上げるぞ。まだまだいけるはずだ。今日中に、最低でもレベル5には上げたい。そうなれば、戦局が大分安定するからな。ラビットに関しては、マリアナにお願いすることになるな。バフをかければ一撃で倒せるだろうし」
「任せてください。ちゃんと倒してみせますよ」
「ヒールはどうしましょうか?」
「HPが減ったら、積極的に使ってくれ。MPは気にしすぎてもいけないからな」
「解りました」
「バフは戦闘開始前で良いよね?」
「そのタイミングで大丈夫だ。バフも約3分間しか効果が無いからな。戦闘をする度に使う方向で考えてくれればいい」
適切に魔法を使っていけば、そこまで厄介な事にはならないはずなんだよ。コボルトが出てきても、問題は無いくらいには強くなってきたと思っている。スキルがあるのが、それだけの差を生んでくるんだ。決して油断は出来ないんだけどな。
その後もラビットを安全に狩っていた。
「マリアナ、今だ!」
「そいやー!」
「ピギュ……」
「よし、これでレベル3だな。順調だ」
「あ! またレアドロップしてますよ。結構落ちますね」
「普通はここまで落ちないんだがな……。余程初期の運が高いんだろう」
「なるほどね。僕らが平等にしようって言った時に止めたのはこれが原因か」
「レアドロップがここまで落ちるとなると、確かにお金に余裕が出て来ますね」
「そう言う事なんだよ。確定とまではいかないまでも、レアドロップがレアでなくなるからな。まあ、やり過ぎるとこの町の価格破壊が行われるんだが……」
「あのー、それでも平等でお願いしたいです。心の平穏がかかってますので」
ドロップをさせている本人が良いと言うんだから仕方がない。普通は3倍が相場だ。ここまでの偏りがあるのであれば、4倍でも良いくらいだ。普通は、ラビットの狩りだけでは赤字になる。レアドロップが1つでも出れば黒字になるんだが、レアドロップが簡単に出てくれる訳もなく。Fランク冒険者は殆どが赤字なのだ。魔石が多少高価に売れるだけで、基本的には大赤字である。
それと、魔物との遭遇率だな。本来であれば、狩人なんかを入れて、索敵を行うんだが、今回の編成には入っていない。斥候の職業が居れば、赤字回避に繋がる。それだけ遭遇率が上がるからな。だが、それも運のステータスでどうとでもなる。運が高ければ、安定して魔物を狩れてしまうんだ。通常はこんなにエンカウントしない。
豪運持ちが1人居るだけで、安定感は無くなるが、爆発力が上がる。全てが都合の良いようになっていく。運というステータスは、かなり貴重なんだ。それでも、運を軽視する人たちが一定数居るのは確かだ。まあ、確かに運頼りでは駄目な事もあるからな。
「あ、コボルトに気が付かれた! 戦闘準備!」
「攻撃力アップ!」
「ヒールは任せてください」
「マリアナは俺の後ろに。まずはヘイトを稼ぐ」
「解りました!」
歩いていたら、コボルトと遭遇。相手は3体だ。これだから相手にするのは嫌なんだ。まだ挑発系のスキルを得ていない。挑発系のスキルがあれば、簡単に注意を引けるんだがな。まずはこっちが攻撃の対象にならないといけない。3体からの攻撃を全て凌ぐのは不可能だ。攻撃は甘んじて受ける必要がある。
「防御力アップ!」
そこで使われるのがノーデンのスキル、防御力アップ。これは魔法力+Lv×1の数値が上がってくれる。これによって、鎧で攻撃を受けたとしても、ダメージを0に抑えられる。ただ、俺はそれで良いんだが、攻撃されて困るのはマリアナだ。そっちにもバフをかけてもらわないといけない。
「防御力アップ!」
マリアナにも防御力アップのバフがかけられる。これで1撃死からは逃れられるはずだ。コボルトの攻撃力では、どうあがいても半分以上削り取る事は不可能になる。それまでに、俺が差し込めれば、ヒールが間に合う。何とか戦線を維持できるはずだ。
「せいやー!」
マリアナの攻撃がコボルトに大ダメージを与える。コボルトが1撃で死ななかったのは意外だ。結構な攻撃力になっているはずなんだがな。
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名前:コボルト
HP 3/25
MP 4/4
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既に瀕死か。それならこっちで処理をすれば間に合う。
「処理は任せろ。他のコボルトを!」
「了解です! えいやー!」
1体、また1体と落として、最後の1体を落とした。コボルト戦は初めてだったが、何とか連携は上手くいったな。連携は取れると良いんだが、近接戦闘可能な職業が多いと、どうしても攻撃に参加できない人が出てきてしまうからな。そういった懸念もあるんだよ。だからアタッカー偏重な構成は駄目なんだ。
「ふう。何とか撃退出来たな。これでコボルトも大丈夫って事になるだろう」
「あ! コボルトも毛皮を落としてますよ。これもレアドロップ何ですか?」
「……平然と落ちてくれるな。コボルトの毛皮だ。それもレアドロップだ。魔法の袋に仕舞っておいてくれ」
よくもまあ落ちてくれる。これで資金的には問題なくなるな。ここまで運が高いと、色々と面白いことが起きるかもしれない。




