新しい町へ
OFUSE始めました。
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さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。
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依頼文が出されて、俺たちは直ぐにでもディルベットに向かった。何処まで急いでいるのか、それによって色々と変わってくるからな。レギオンで行くのは良いとしても、何人集めるのか、それも気になるところである。ざっと50人くらいは集めてくれないと厳しいとは思うが、犠牲者を出さずにと言うのも厳しい。少数精鋭でいけば、数が足りなくなる可能性もあるし、かといってむやみやたらに集めても、足手まといになりかねない。難しい塩梅だとは思う。
「見えて来たか。ここがディルベットだな。……やはりクレイデルムよりも大きい。夢幻の世界も難易度が高いものが揃っているだけはあるな」
「新人冒険者が活動できるようにもしている訳ですよね? 夢幻の世界の管理はどうやっているんでしょうね?」
「専門で攻略している人たちが居るんじゃないかな。それこそ、アタッカー偏重な風潮でも、それに屈しなかった人たちも居るんだろうしね」
「その人たちを見習って、バランスよくパーティーを組めばよろしいとは思うのですが……。何故そうならないのでしょうか?」
「さあな。俺たちが考える事でも無いとは思う。領主が何を考えているのかなんて解らないからな。貴族の考える事は解らん」
初心者よりも、熟練者を求めるのが、このディルベットという町だ。初心者は別の町に行く方が実入りが良いのも確かなんだよ。熟練者が多く居るのは、良い事でもあるんだけど、地元の冒険者が少なくなるからな。帰ってくるまでにも時間がかかるんだろうし、中々に運営が厳しいとは思う訳だ。上を目指したいのであれば、通過点にもなってしまうからな。
「さて、まずは冒険者ギルドに行かないといけないな。今回の依頼の件もあるし、時間があるなら推奨レベル250の夢幻の世界も攻略してしまいたいからな」
「Aランク冒険者になってしまおうって話だったよね? 僕らなら余裕だと思うけど、まずはその目当ての夢幻の世界があるのかどうかだよね」
「無ければ出るまで粘るか、まずはBランク冒険者になってしまうのかだな。俺的にはAランク冒険者になってしまう方が楽だとは思うが。早ければ早い方が良い。それに、レベルを上げるにしても、早い方が良いからな」
「それは同感ですね。レベルを上げれば、出来る事が増えますから」
「でも、そんな時間があるのかって事なんですよね? 急いで行きたいってなったら、厳しいでしょうし」
「それを確認するためにも冒険者ギルドに行かないとな。作戦行動なんだから、早い方が助かる。可能な限りレベルも上げたいが、今は我慢だな。時間があればこっちとしても有難いことではあるが、作戦が遅れるという事でもあるし。まあ、着いて早々行くなんて事にはならないだろうし、問題なくAランク冒険者にはなれるとは思うけどな」
とにかく冒険者ギルドに行かないといけない。なので、宿の確保の前に、冒険者ギルドに確認に行った。……冒険者ギルドの中は、そこまで人で溢れ返っている訳では無い。という事は、そこまで急いでいる訳でもないという事か。
「すまない。クレイデルムから来た冒険者なんだ。依頼文を持ってきた。中を見てもらえば内容は解ると思う」
「クレイデルムですか。……確か、ロンドウェル子爵家は亡んだんでしたね。それでも上手く事態を収めたとは聞いています。ようこそディルベットへ。歓迎します」
「歓迎してくれるのは嬉しいが、作戦は何時になるんだ? 急ぎなのかどうかを知りたいんだが」
「急ぎではあります。ですが、まだ戦力が集まってきていません。今回の事態を鑑みて、100人規模のレギオンを考えております。伯爵の兵士を含めても、まだ80人程度しか集まっていないのです。ですので、もう暫くはかかると思いますよ」
「それなら夢幻の世界の攻略をしてしまってもいいですよね? 推奨レベル250の所があれば、教えて欲しいのですが」
「……クレイデルムからですよね? あそこはCランク冒険者までしか上げられないはずでは無いですか?」
「そうですよ? なので、この機会にAランク冒険者になっておこうと思いまして。実力不足だと考えるのでしたら、簡単な所を選んでくれると助かりますね。まあ、実力不足という事は無いとは思いますよ。それだけの事をクレイデルムで積み上げてきたんですから。それに、実力不足なら、援軍に使えないでしょう? その方が冒険者ギルドとしても戦力になるのかどうかが解って良いでは無いですか」
「後悔しないのであれば、仕方が無いですね。簡単な場所は無いので、近い場所を紹介しましょう。ここから西に2時間も歩けば、豪鬼の魔窟があります。そこの推奨レベルは250なので、Aランク冒険者になれますよ?」
「良いですね。それでは明日は西に向かいますね。比較的簡単な部類だと思うので良かったですよ」
まあ、何の夢幻の世界があるのかは知っている事ではあるんだけどな。ただ、何処が残っているのかが知りたかっただけである。近い所があるのであれば、それを優先して攻略してしまえば良いだろう。それでAランク冒険者になれれば、話は簡単だからな。
「じゃあ、明日は豪鬼の魔窟に行くことで決定で良いな?」
「いいよ。簡単なんでしょ?」
「簡単だな。今までのボスの方が余程強いぞ。HPも6桁しかないはずだ。進化していなければ、だけどな」
「ここは管理されているんですよね? だったら余裕なんじゃないですかね?」
「余裕なら問題ないじゃないですか。簡単に終わるのであれば、それで良いとは思いますけど」
「いや、経験値を稼ぎに行くからさ。ボス直行じゃないんだ。……そうなると、多分だけどドロップアイテムが、な。それが心配でもあるんだ」
「ああ……。慣れてないだろうしね。それは確かに懸念だ。大量のドロップアイテムの処理なんてやったことが無いだろうからね」
「でも、他にも豪運持ちっているんじゃないんですか?」
「居ても育てていない可能性も十分にあり得ますからね。豪運は攻撃には寄与しませんし」
「消すなんてもったいないことをするのかって話もあるんだが、豪運を活かそうと思えば、結局はクリティカル頼りになってしまいがちだからな。まあ、それとは別に、商人なんかがもっていることもあるんだが。冒険者として活躍できる職業となると、賭博師か、奇術師くらいだとは思う」
「奇術師ってどういう職業になるんだい?」
「デバッファーだな。だから夢幻の世界では使わない可能性も十分にあり得る。外のドロップアイテムはそこまで高額な物は少ないからな」
冒険者ギルドを驚かすことになるとは思う。というか、確実に驚くだろうな。いつもの事だと割り切ってくれると良いんだが。クレイデルムの冒険者ギルドは完全に慣れてしまっているからな。少々の事では驚かない様になってしまっている。ディルベットのギルドも……慣れるまで滞在するんだろうか。そこまで戦力が揃わないって事にはならないと思いたいんだけどな。
とっとと戦力を集めて、討伐に向かわないといけないとは思う。推奨レベルが凄いことになっていなければいいんだが……。5回目の進化をされているって事になれば、どうなるんだろうな? 1回目で+50、2回目で+150、3回目で+300、4回目で推定+600。じゃあ5回目は? +900であって欲しいとは思う。+1200なんて馬鹿げた数字になっていない事を祈るしかない。
そもそも動かないだろうというのも、希望的観測でしかない訳だ。動いてくるような事になったら、確実に次の町も滅ぼされることになる。その時は5回目の進化をしているだろうしな。そんな状態のボスをどうやって攻略するんだって話である。前人未到の領域だぞ? だって、そんな悪化させるとは思っても居ないんだから。普通に管理していれば、スタンピードなんて起きないんだから。




