表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界最強の守護者  作者: ルケア


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/66

悪夢

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 スタンピード8日目。そろそろだろうと思いつつも、昨日は何も起きなかった。やはりゲームとは微妙に違うな。ここで動き出すのかどうかだ。俺たちが動いて、ボスとすれ違ったら目も当てられない。だから、動き出すなんて選択肢はない訳なんだが……。


 そして、宿から冒険者ギルドに向かっている所だったんだが、魔物が町の中に入ってきている、だと? それは危険すぎる。そんな訳で、急いで冒険者ギルドに来てみた訳なんだが……。


「アーデルムさん! こっちです!」


「町に魔物が入ってきていたぞ。被害はどうなっているんだ?」


「それは僕から説明するよ。まあ、焦っても仕方がないというか、もう駄目だったというか」


「もう駄目? この状況ならまだ何とかなるんじゃないのか?」


「いや、ボスが既に町の中に入ってきている。そして、一直線に領主の屋敷を目指していったよ。そして、兵士は壊滅、領主は死体が見つからないってさ。まあ、まだボスが領主の屋敷の所に陣取っているからなんだけどね。動かないから近づけないんだと」


「……領主は確実に死んだな。まあ、自業自得ではあるが。兵士が壊滅したって事は、兵士は領主の屋敷に居たのか?」


「そう言う事だね。なんでも、自分さえ生き残れば良いと思っていたみたいだよ。そんなことは許されなかったみたいだけどね。それで、冒険者ギルドの判断としては、ボスは僕たちに任せて、他の魔物を始末しないと被害が大きくなるからってさ」


 ボスが領主を殺したのは確定として、何で動かないんだろうか。それとも、まだスタンピードにも段階があるのか? ボスが領主を倒すように設定されているのだとしたら、次は領民になる訳なんだけど、それでも動かないって事は、スタンピードにも何段階かあるという事になる。そもそもスタンピードは、ゲーム中では解決されるものだった。だからスタンピードに段階があるなんて知らない訳で。


 ただ、ボスが動かないのは幸いだな。ボスが動けば、被害がなんて簡単な事にはならない。この町が亡ぶ可能性すらある。そんなことはさせる訳がない。ここで食い止めるしかない。……まあ、既に犠牲は出てしまっている訳なんだけどな。動かない理由にはならない。確実に対処できるようにしておかなければならないとは思う。


「……行くしかないか。ボス戦だ。負けは許されない。いけるとは思う。想定外の事態になっていたとしても、何とか出来るとは思う。というか、何とか出来なければ死ぬだけだ。……俺は行こうと思っている。それだけのリスクを負ってでも、やらないといけない事はある筈だ」


「それは皆同じですよ。あたしたちだって、覚悟は決まってますからね」


「そう言う事ですね。冒険者になった以上は、これくらいのリスクは背負えないといけないですから」


「そう言う事だよ。ここで逃げるなんて選択肢はらしくないじゃないか。僕らにしか出来ない事がある。それをやりに行くだけだ」


「すまな……ありがとう。行こうか」


 目指すは領主の屋敷。そこに元凶が居るはずだ。そこで、何をしているのかは解らないが、兵士は全滅したと思っていい。領主は死んでいると仮定していい。そして、援軍は来ないという事が確定している。俺たちが負ければそれまでだ。


 そこで見たのは、真っ黒を通り越した漆黒の狼。ただ、5mを軽く超えている気がする。おかげで見間違うことなくこっちまで進んで来れたが……。


――――――――――

名前:悪夢・ダークネスバトルウルフ


HP 182456785/182456785

MP 1676114/1676114

――――――――――


 ……見たこと無い表記がある。名前に悪夢とついている。そんなボスは知らない。聞いたことが無い。という事は……。


「4回目の進化を果たした、か。いきなり想定外だな」


「HPが9桁もありますよ!? 勝てるんですかこれ!?」


「攻撃が通れば勝てるだろうな。……問題は攻撃が通るかだ。まあ、戦う以外の選択肢が無いんだけどな。とりあえず、全力でバフをくれ。俺が何とか耐えてみる。メリアはHPの管理を頼む。俺以外は攻撃を受けるなよ? 攻撃力がどこまで上がっているのかは知らないが、平気で5桁くらいは吹き飛ぶぞ。防御力がある俺でも下手すれば4桁は持っていかれる。短期決戦しかないだろうな。マリアナのクリティカルが頼りになってくる。死力を尽くしていくぞ!」


 想定外の想定外だ。多分だが、レベル差が酷いことになっているだろうな。ジャイアントキリングなんて比じゃない。物理型だと判明しているが、億越えのHPって事は、推奨レベルは650程度まで上がっているんだろう。今の俺たちも育って来ているが、それでも6倍以上の差がある。


「いつも通りに行くぞ! 大挑発!」


「わぉおおおおおん!!」


「ただ吠えただけで、ダメージが入った感覚があったぞ……。メリア! HPは!?」


「減っていません! 威圧だけです!」


 とりあえず、範囲攻撃では無いのは確認した。これが範囲攻撃なら滅茶苦茶が過ぎるからな。それだけで町の人は全滅してしまう。


「狙いたい放題ですけど、ダメージが入っているのか解らないですよ!?」


「HPは減ってる! 確実に減っている! 倒せない相手じゃないぞ! 大挑発! っぐおおお!?」


「アーデルムさん!?」


「大丈夫だ! メリア! ダメージは!?」


「2687です! 4桁なら何とか耐えられます!」


 ステータスが上がっていて、バフもかけてもらっている。その上で、2687ダメージを持っていかれる。バフが無ければ死んでたな。タンクで即死とか笑えない冗談だ。これで盾で受けれなかった場合、メリアに大ダメージが入る。それは避けないといけない。そして、パリイは無理だ。攻撃力がここまであると、対抗できるわけがない。俺の火力は当てに出来ない。ここで防御無視で攻撃を受けようものなら、メリアに負担がかかる。それだけは避けなければならない。


「俺は防御に徹する! マリアナ、ノーデン、頼んだぞ!」


「とは言うがね。拘束も出来ないんだ。ダメージも全然伸びてないよ」


「クリティカルでもいつもよりも減りません!」


「攻撃は皆さんにお任せします。回復は任せて、やってください」


 普通に敵が強すぎる。これで進化していなければ、まだ何とかなったんだろうけどな。進化しているなんて想定外もいい所だ。4回目の進化なんて普通に想定出来て堪るかって言うんだよ。


「とにかく何とかするしかない! 短期決戦は変わらず! 攻撃を当て続けてくれ!」


「解ったよ」


「了解しました!」


 とにかく何とかするしかない。一気に崩れる可能性もあるが、そんなことを考えている暇なんて無い。が、この猛攻を防ぎきるのは辛すぎる。いつもなら剣を持って反撃している所だが、今回に関しては、何とかしないといけない関係上、剣は放り捨てて盾の両手持ちだ。盾を吹き飛ばされたらゲームオーバーだ。すなわち死だ。それだけは何としてでも回避しなければならない。


 勢いよく前足で攻撃してくるが、これまでのどんな攻撃よりも重い。一撃一撃が必殺技の様だ。必死に耐えているが、これが今から何時間もかかるとなると、少々厳しくなってくる。単純に握力の問題も出てくる可能性すらあるからな。今までで一番強い敵だ。綱渡りではあるが、勝ち筋はある。ダメージが入るのであれば、勝てない事は無い。こっちとのダメージレースに勝利しなくてはならない。何とかなるとは思う。俺が耐えきればいいだけだ。気合と根性で何とか乗り越えろ。まだまだ遊び足りないんだよ。もっと遊んでいたいんだ。こんな所で死んでたまるかって言うんだよ。目指すところは最強なんだ。こんな所で簡単に死んでしまうなんてありえない。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ