悪い予感が
OFUSE始めました。
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戦闘開始から約2時間後、漸くとぶっ倒れてくれた。そして、俺もぶっ倒れた。これだけ剣を振り回したのは初めてだ。ゲームの中では、疲労なんて碌に感じなかったが、流石に現実だ。無茶苦茶疲れた。
『称号〈ツーマンセル〉を獲得しました』
「本当に倒してしまうとはね。マリアナが戻ってきたときは正気かとも思ったけど」
「ほんとに勝てましたね。……あ、武器も落ちてますよ!」
「ドロップ強化は有効なんですね。パーティーだからでしょうか?」
「そう言う事だな。ボス戦に参加するかどうかは、パーティーとは関係ないし。別のパーティーを入れてのボス戦も可能になる。ただ、後で経験値は公平になるように分配されるから気にするな。基本的には、そういうシステムになっている。その内レベルは追いついてくるさ」
「それよりも称号ですね。ツーマンセルですが、どの程度の効果があるのですか?」
「ツーマンセルは、攻撃力、防御力、魔法力、素早さの能力が常時+500%される。ソリストは+900%だからな。ソリストも欲しいのは欲しいんだが、まあ、無理だろうな。死にに行くようなものだからな。安定して嵌められる相手が居れば別なんだが、そんな都合の良い相手は居ないからな」
「凄い上昇率ですね。……メリアさんがどんどんと強くなっていきますね。それに、この剣も凄いですね。……名前は面白いですけど。黄金林檎の剣ですって。攻撃力は+825ですけど。これってAランク冒険者が装備するような武器なんじゃないですか?」
「そりゃそうだ。そもそも今回のボスの強さはレベル260相当だ。十分にAランクのボスだぞ? ドロップ品も、それに準じて良くなっていく。まあ、それよりも盾の方が欲しいんだけどな。武器も良いんだが、守護者は本来タンクだからな。価値の高い盾が欲しい」
まあ、贅沢は言わないけどな。武器でも十分にありがたい。まあ、色々とあったが、実りのある夢幻の世界だったとは思う。……夢幻の世界が消滅していくな。今回の件、何処までいわないといけないんだろうな。2回進化してしまっていたら+150程度の難易度になってくる。それでは中々に厳しいはずだ。さらに3回目の進化を許してしまうと、+300は必要になってくる。そうなると、幾らメリアが盤石でも、所詮はDランク冒険者だ。推奨レベルが200程度の夢幻の世界がスタンピードを起こしたら、ボスのレベルは500。流石に厳しいという評価だ。まあ、この町の最高レベルは180らしいので、480が最大だとは思うが……。まあ、それでも誤差ではあるんだけどな。
「さてと、夢幻の世界が消えたし、報告に行くか。……面倒な事も起きているっぽいし、何もなければ良いんだけどな」
「さて、どうでしょうね。非常に不味い事態になっているとは思いますけれど」
「僕もそれには同感。ここがこれでしょ? 外の所がこうなっていないなんて事はありえないよ」
「ですよね……。気が重いですけど」
「最悪は、ノーデンのスキルブックが後回しになるんだよな……。火力不足になることは仕方がない。死なない準備は出来ているんだからな。そっちの準備が間に合った事を喜ぶことにしないと。……だが、ノーデンのスキルブックが手に入るところが第4段階に入っていた場合は、スキルブックが出るまで粘る。そのくらいの猶予はあると思うからな」
「それはいいけど、冒険者ギルドが何って言ってくるのかが問題なんじゃないかな」
「最悪封鎖しろって言われているかもしれないんですよね……。そうなると、最悪なんじゃないですか?」
「封鎖か。貴族が何とかしてくれるなら良いんだがな。それだけの戦力があるなら、攻略してくれればいい。その代わり、他の夢幻の世界を攻略しまくる事になるんだけどな」
「あれ? どうしてそうなるんですか?」
「無限の世界は、条件を満たしたところにしか、基本は出ない。そして、条件を満たしたところがあって、その場所の夢幻の世界の密度が少なければ、新たな夢幻の世界が出来る。完全にランダムだから、非常に面倒ではあるんだけどな。周辺の夢幻の世界の状況を見ておかないといけないから、面倒ではあるんだよな」
ゲーム時代は、そうやって皆が攻略するから、どんどんと夢幻の世界がリポップしていたんだけど、この世界はそもそも、夢幻の世界をあまり攻略しないからな。そんな情報なんて知らないんだろうな。夢幻の世界は攻略することに意味があるんだけど。
戦力を整えたければ、夢幻の世界をどんどんと攻略して、スキルブックをドロップさせて、強化していかないといけないんだけどな。外の魔物では限界がある。スキルブックも落ちないし。ドロップアイテムは落ちるけど、そこまで貴重な物は落ちないんだよな。
そんな訳で、冒険者ギルドへと帰った。……ざわざわとしているな。何かが起きたんだろう。面倒な事が起きているんだろうとは思う。でも、とりあえず換金だから。まずは換金しないといけないとは思うんだよ。
「すみません。換金をお願いします」
「また大量なんですか?」
「比較的多いとは思いますけど、まあ、今回のはまだ使い物にはなりますよ? 攻撃力が上がる指輪もありますし。他は、俺たちは必要ないかなとは思いましたけど、アタッカーには結構使える物があると思いますよ?」
葡萄の指輪という装飾品も落ちているからな。攻撃力が+26される装飾品だ。アタッカー偏重の今のご時世なら、結構いい値段で売れるんじゃないかとは思うけど。まあ、それをどんどんと取り出していくので、受付さんは青い顔をしていたけど。
「じゃあ、これは向こうに回しますね。それと、魔石はこっちにお願いします」
「解った。それと、この魔石なんだが……」
「な、なんですか!? この大きな魔石は!?」
「今の夢幻の世界はどうなっているんだ? 調査結果が出てきたものもあるんだろう?」
「その案件ですか? ……結構不味い状況になっているみたいですね。その案件の魔石がこれですか?」
「詳しい案件はまだ見てない。だが、雰囲気的に何かあったのは解っている。詳しいことを教えてくれ」
「そ、それがですね。夢幻の世界から魔物が出てきているところが、何か所かありまして。それの討伐を依頼に出しているんですよ。とりあえず、外の掃除だけをしてもらえればいいかなって思っているみたいで、それを引き受けるにも、Dランク冒険者じゃないと無理だろうって判断なんですよね。……どうかしたんですか?」
「依頼は掃除だけか? それならギルドマスターに繋いでほしいんだが」
「それは何とかなるとは思いますけど……。もしかして、対応が間違ってますか?」
「間違っている訳では無いが、根本が解決しないからな。換金が終わったらでいい。ギルドマスターに繋いでくれ」
夢幻の世界から出てくる魔物を処理するのは、第4段階から第5段階になるのを、少しだけ遅らせる事が出来る。だから、対応はそれで問題ないんだが、それだけでは、第5段階を引き起こす。だから、何とかするには、夢幻の世界を攻略するしかない。しかし、依頼は外の掃除だけ。認識が間違っている可能性がある。
貴族家が対応してくれるから、それまでの時間稼ぎであるというのであれば良いんだが、……最悪のパターンもあり得るからな。それだけは回避しなければならない。それだけはやってはいけない。それの事について、解っているのかどうかが問題である。
それを確認しないといけない。無理に間引きをした結果、最悪な状態になりましたって事になったら問題なんだ。それだけは何とかしなければならない。出来るだけ何とかしなければならない。無知でやらかしたら、始末に負えないからな。




