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世界最強の守護者  作者: ルケア


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ボス

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 そんな訳で6億ライム使って俺を強化した訳なんだけど、まあ、凄いことになるよね。コンボ火力が凄いことになる。なので、狡猾な悪魔の町が愉快な町に早変わりした。……殆ど1撃なんだ。俺が殴って、マリアナが殴ればそれで終わり。あっという間に狩りが終わる。俺たち、アタッカーでは無いんだがな。というか、大体において聖女が悪い。エンチャント聖が強すぎる。悪魔によく効くんだよ。防御力も200前後あるはずなんだけど、そんなの無視してダメージが入る。


「スキルブックを6億ライムで買ったって言った時は、そんな金額でって思いましたけど。ここまで強くなると、ちょっと引きますね」


「攻撃力が僕のバフを込みで1000を超えるってどういう事なんだって思うよね」


「本当にスキルツリーって大切なんですね。ここまで実感できるとは思いませんでした」


「いや、まあ、そうなんだけど。でも、これでも聖女のエンチャント聖に勝てないんだからな? ぶっちぎりでおかしいのは聖女の性能なんだよ」


「ほんとそれですよね。なんかあたしが強くなってるみたいに感じますもん」


「聖女がこれだけ強いのに、パーティーが組まれなかったって、余程損失が大きいんじゃないかな?」


「それもバフありきの強さですけどね。やはり、アーデルムさんがここまで考えてパーティーを組まなければ、こうはならなかったでしょうね」


「それはそうなんだが、それでも聖女の壊れっぷりが凄まじいからな。まあ、まだスキルツリーが2つ残っているんだが」


「伸びしろがあるのが良いですよね。あたしなんて、後1つしかないんですよ?」


「いやいや、もうすでに豪運が壊れ性能しているんだから同じでしょ。金策なんてしなくても良いくらいにはレアドロップが落ちるんだしね」


「まあ、豪運担当はそもそもサポーターだしな。アタッカー運用も出来るから、アタッカーとして活躍してもらっているが」


 そもそも豪運担当は居てくれるだけでいいのである。それだけで金策が出来るんだからな。なので、今回も存分に豪運を発揮してもらいたい。とはいっても、まだスキルブックは出てきていないんだけどな。かれこれ100体くらいは倒しているんだが、1個もスキルブックが落ちない。これは、今度は冒険者ギルドで泣かれるんじゃないか? またレアドロップが大量に出ているんだから。


 ただ、そんな周回も終わりを迎える。2日目の昼頃、漸くお目当てのスキルブックを手に入れた。


「ようやく出ましたね。これで狡猾な悪魔の町も終わりですか」


「だな。レベルも良い感じに上がったし、これで帰れるな」


「じゃあ、またどこかで美味しいものを食べに行きましょう。あたし、今度も高いものを食べてしまいますよ」


「それじゃあ、帰ろうか。……アーデルム、何処に行くんだい?」


「何、ここまで来ているんだ。夢幻の世界のボスを倒して行った方が早い。ここで勝てない様では話にならないからな。正直、俺だけでも勝てるくらいにはなってしまっているからな。まあ、何とでもなる。ここらで決めておきたいところではあるんだ。Dランク冒険者へのランクアップをな」


「あれ? Dランク冒険者って、前回みたいに昇格試験のレイドに参加するんじゃないんですか?」


「その方法も1つだが、夢幻の世界の攻略も、Dランク冒険者になれるんだよ。というか、Dランク昇格レイドなんて頻繁には起きないから、こっちの方が早いぞ。しかも、エンチャント聖で、完封できる悪魔なんだ。もう使わない夢幻の世界なんだし、攻略した方がいい」


 凶刃も手に入ったんだしな。凶刃で強化されたマリアナがこちら。


――――――――――

名前:マリアナ

年齢:15

職業:賭博師


Lv 40

HP 213/213

MP 136/136


攻撃力 16 +3

防御力 3

魔法力 17

素早さ 23


スキルツリー 10

【賭けの対価】〈2/100〉

【豪運】〈12/100〉

【凶刃】〈16/100〉


スキル

〈ダイス〉〈幸運の招き猫〉〈魔人狩り〉〈死の代償〉

称号

〈Eランク冒険者〉

――――――――――


 凶刃に16ポイント振ってもらった。そして得たのが魔人狩りと死の代償。まあ、本当はここに無謀なる凶行も入るんだったんだが、死の代償に上書きされた。上位互換だからな。仕方が無いところではある。


 魔人狩りは、クリティカルに当たりやすい攻撃だ。まあ、ダイスで良いじゃないかとも思うかもしれないが、6以外の時は、魔人狩りをした方がいい。それくらいにはクリティカル率が変わってくるからな。クリティカル成功時、攻撃力は+50%され、防御力が-50%で計算される。そこまで強くないんじゃないかと思ったら大間違いだ。クリティカルのいい所は、防御力-50%という所である。確実にダメージを通すなら、防御力-50%は大きい。


 そして、死の代償。これはクリティカル成功時、攻撃力に+300%するという効果になってくる。単純に威力が上がる。しかも%なので、最後に倍率がかかる。固定値だとそうでもないんだが、%だと、一気に化ける。それをダイスの6でも良いし、魔人狩りでもいいのは、破格と言っても良いんだよ。


 ただ、魔人狩りは、隙が大きいので、考え物ではあるんだが、ヘイトをこっちで取っておけば、何のリスクもない。ヘイトで負けないようにしないといけない訳だな。まあ、その辺はこっちが上手くコントロールするところでもあるんだが。俺次第って所になるな。まあ、何とかなるって事なんだよ。


「という訳だ。凶刃があるんだから、攻撃力が足りないなんて事は無い。まあ、エンチャント聖の時点で過剰ではあるんだが、それにクリティカルも加わるんだから問題にはならない訳だ。俺も攻撃に参加できるし、勝てるだけの材料は揃っている」


「それならまあ、良いんじゃないですかね? 勝てるんですよね?」


「問題なしだな。勝つために戦うんだから。ボスもそこまで強い訳じゃない。余裕とまではいかないが、十分に勝てる範囲内ではある」


 まあ、HPだけが無駄に多いんだけどな。削りきれるのであれば簡単だ。HPが多いから、アタッカーだけでは削りきれないんだよ。普通に安全に倒せるのであれば良いんだろうけどな。ヘイト管理もしないといけないだろうし、結構面倒ではあるんだ。まあ、それでも余裕だけどな。レベルは向こうの方が高いが、それだけだし。


 そんな訳で、ボス前までやってきた。夢幻の世界は、攻略すると無くなってしまう。中に居た人は強制的に吐き出される。そんな訳だから、帰るのであれば、ボスと戦った方がお得なんだよ。勝てるのであればな。


「それじゃあ行くぞ。初めてのボス戦だが、気張る必要は無い。普段通りにやるだけだ」


「ウガアアアア!!」


――――――――――

名前:悪魔男爵


HP 15214/15214

MP 2154/2154

――――――――――


 まあ、こんな感じである。無駄にHPが多いんだ。しかも自然回復もする。だからアタッカーだけでは厳しいんだ。でも、普通にコンボ火力が整ってくれば、そこまで難しい敵でもなくなる。こっちはアタッカーが2人。バッファーも2人。十分に勝機はある。


「バフを掛けてくれ! 大挑発!」


「じゃあ各種バフを掛けていくよ。一応全員にで良いんだよね?」


「ああ、全員にだ! 短期決戦だからな! 大挑発!」


 バフを全体的にかけていく。単純にMPが勿体ない気がするかもしれないが、何が起きても大丈夫なようにしておかないといけない。


「ソーンバインド!」


「よし! 捨て身の一撃! 鬼の襲撃!」


「ガアアアア!?」


「魔人狩り!」


「グガアアア!?」


 攻撃を畳みかける。バフを盛りに盛っているので、ダメージは期待できる。そして、あっけなく敵のHPが0になった。


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