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世界最強の守護者  作者: ルケア


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10/25

不安な陣営

OFUSE始めました。

https://ofuse.me/rukea


ついでにブログも始めました。好きなことをつらつらと書いていく予定。

https://rukeanote.hatenablog.com/


さらについでにTwitterも始めました。変なこともつぶやく可能性があります。関係ないことも沢山つぶやきます。

https://twitter.com/rukeanote

 覚悟を決めて、しっかりとレベル上げを行った。その結果、レベルは17まで上昇した。……正直、聖女が既にぶっ壊れているんだが、これ以上壊れてくれるからな。本当にお前はヒーラーなのかと言いたくなる感じになってくれる。それでダメージを引き受けるのが、生贄聖女のスタイルだ。聖女以外でも出来るが、ヒーラーとしての性能が高い聖女がやるという事で、ぶっ壊れになるという、活かしたビルドになってくるんだよ。今のステータスはこんな感じだ。


――――――――――

名前:アーデルム

年齢:15

職業:守護者


Lv 17

HP 627/627

MP 64/64


攻撃力 7 +3

防御力 25 +8

魔法力 14

素早さ 4


スキルツリー 10

【守りの番人】〈7/100〉

【初級斧術】〈0/100〉

【防御力上昇】〈0/100〉


スキル

〈ガードスタンス〉〈大挑発〉〈パリイ〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:マリアナ

年齢:15

職業:賭博師


Lv 17

HP 98/98

MP 67/67


攻撃力 16 +3

防御力 3

魔法力 17

素早さ 23


スキルツリー 13

【賭けの対価】〈2/100〉

【豪運】〈2/100〉

【攻撃力上昇】〈0/100〉


スキル

〈ダイス〉〈四葉のクローバー〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:ノーデン

年齢:15

職業:緑魔導士


Lv 17

HP 80/80

MP 898/898


攻撃力 3

防御力 8

魔法力 24 +2

素早さ 9


スキルツリー 8

【緑の加護】〈9/100〉

【魔法力上昇】〈0/100〉

【初級暗器術】〈0/100〉


スキル

〈攻撃力アップ〉〈防御力アップ〉〈魔法力アップ〉

〈素早さアップ〉〈ソーンバインド〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


――――――――――

名前:メリア

年齢:15

職業:聖女


Lv 17

HP 607/607

MP 1200/1200


攻撃力 1

防御力 14

魔法力 30+65 +3

素早さ 4


スキルツリー 10

【女神の祈り】〈7/100〉

【初級巫術】〈0/100〉

【初級剣術】〈0/100〉


スキル

〈ヒール〉〈魔法力上昇1〉

称号

〈Fランク冒険者〉

――――――――――


 これで、本格的に死ぬことは無くなると思う。HPが600を超えてきているんだ。まだまだ伸びるけど、ゴブリンを相手にするなら、このくらいのステータスは欲しい。後は貧弱な防御力をバフで補いつつ、盾で受けるのと、パリイで隙を作る。それが俺の役割になる。


 それで、今回のレイド参加者は、Dランク冒険者12人、Fランク冒険者52人という布陣である。……ゴブリンの集落を潰すのに、1パーティーだけって訳では無いのは安心材料ではあるが、このDランクパーティーが、どれだけアタッカー偏重なのかによって、難易度が変わってくるんだよな。斥候が居る事は良いんだが、ヒーラーも無しでやるなんて事は無いと思いたい。


「じゃあ、ゴブリン共の集落に出発するぞ。作戦はこうだ。集落に行くまでの敵は、Fランク冒険者が務める事。その戦闘の参加によって、昇格試験とする。集落に着いたら、雑魚のゴブリン共の相手をする。1パーティー1体は相手にしろよ。ゴブリンも倒せない様じゃあ、昇格は認められねえな。その雑魚共の相手をしている間に、俺たちが集落を潰す。以上だ。何か解らない事がある奴は居るか?」


 ……なるほど。俺たちが主力じゃなくて、あくまでも主力はDランク冒険者たちなのか。それで、統率個体の露払いをさせると。……それでも難易度的にはEランク昇格試験とは思えないほど難しいとは思うが。特にアタッカーしかいないんじゃあ、殲滅力に差が出てくるだろうからな。この昇格試験、簡単には終わらない気がしてきたな。もうちょっとDランク冒険者が多く居れば別なんだろうが、見た感じ2パーティーである。6人編成のアタッカー10人体制とみるべきなんだろう。まあ、そんな編成に頼りたくなんて無いけどな。


 自己完結型のアタッカーなら、いない事は無いんだけどな。だた、Dランクでは無理だという判断になる訳で。どうしても、自己完結をするには、スキルポイントを振り分ける必要があり、それは最低でも150ポイントは必要になってくる。Cランク以上でないと厳しいのだ。だから、Dランク冒険者で本当に良いのかって話になるんだよな。


ぞろぞろと隊列も何も関係なく進んでいく。先頭はDランク冒険者の斥候役だ。見た感じ、狩人なんじゃないかって感じがするんだが、本当の所はどうなのかは解らない。ただ、戦力にはならないだろうな。短弓という、小回りが利くが、威力に乏しい武器を使っている。目つぶしが出来るだけの精度を誇っていれば、話は違うんだろうが、Dランク冒険者だからな。


 集落に到着するまでに、色々な魔物が出てきた。……中には面倒な魔物も居たんだが、Fランク冒険者が危なげなく、とはいかないが、何とか撃退に成功している。俺たちも何体か戦闘させてもらったが、評価はどうなんだろうな。正直、こんな連中に評価してもらっても嬉しくもなんともないんだが。


「楽でいいですけど、ここからが本番なんですよね?」


「そうだな。ここからが本番だろう。ゴブリンも出てくる。俺たちのパーティーなら、5体まで受け持つことが可能だ。だが、それ以上は厳しい。マリアナの処理速度がどこまで上がってくれるのかだ。ダイスで6を出し続けないといけない状況にならない事を祈るしかない」


 ダイスで1D6を振って、6が出れば確定でクリティカルだ。クリティカルの計算式は、攻撃力に+50%、相手の防御力に-50%である。基本的には固定値を先に計算して、倍率をかけるという方法になるんだ。だから、バフで能力を上げておけば、クリティカルのダメージも上がる。しかも防御力を半分にして計算するから、ダメージは加速する。最高打点を狙っていけば、ゴブリンのHPを殆ど吹き飛ばすだろう。それだけの火力が出る事になる。


「ですが、思ったよりも冒険者の質が低いですわね。……とりあえず、昇格試験に臨んだという方々が殆んどではありませんか?」


「その可能性は否定できないよね。殆どが僕らと同期なんじゃないかな。僕らもまだまだだけど、戦闘に慣れてないってパーティーが多すぎる印象を受けたね」


「戦闘は数を熟さないと駄目だからな。特にアタッカーが攻撃できる隙を作らないといけない。それがタンクの役割でもあるからな。それ以前に、タンクが居ない様じゃあ話にもならないんだけどな。最低でもヒーラーは居て欲しい所ではあるんだけど、それも望み薄だ。ただ、こっちがヒールをしてやる義理も無い。回復したければ、自分たちでポーションを使うだろうさ」


 悲しいが、それが現実である。今回の昇格試験で、どれだけの同期が死ぬことになるのかは解らない。だが、ヒールなんかは、MPに限りがあるのだ。肝心な時にMPが足りませんでは話にならない。だから、出来るだけ温存しておく方がいいんだよ。何時でも回復できると思わない方がいい。まあ、聖女のMPからしたら、このくらいは余裕なのかもしれない。けど、こっちに死人が出る可能性があるのであれば、辻ヒールなんて出来る訳もない。まずは自分のパーティーが役割を果たす事。それだけを考えていればいい。


 帰り道であれば、どれだけ使っても良いんだがな。まずはゴブリンの集落を叩くこと。それが第一目標だ。それがなされる前に、MPを無駄遣いすることは許されない。こっちも命を懸けているんだ。簡単には死んでやるつもりはない。


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