後編その2
「おお、ソフィア!随分と戻ってくるのが早かったね!またすぐに働けるのかい?」
パン屋の店主は陽気な声で王都から戻って来たソフィアに話しかけた。
「はい!」
ソフィアは元気を装い、笑顔を取り繕いながら言った。パン屋は近隣からの声もあって結局店を閉めることはせず、限られた人数で時間を限定してオープンしていた。
「よし、じゃあすぐに着替えて来てくれるかい?レジを頼むよ。」
「はい、分かりました!」
(あれは失恋だな。あんなに優しい子が、かわいそうに……。)
ソフィアの泣き腫らした顔を見て、店主はすぐに勘付いていた。
「いらっしゃいませ~!」
ソフィアはいつにも増してパン屋の仕事に没頭した。一秒でも長くあの悪夢を忘れていたかった。
「甘くておすすめのパンはありますか?」
「甘いおすすめのパンでしたら、こちらとこちらと……。」
(甘党の男性ね、この辺りでは珍しいわ。)
ソフィアはその男性と目が合った。すらりとした高身長の美男子だった。きっと道ですれ違ったら女性なら誰もが振り返ってしまうような、魅力を持った男性だった。
「今、甘党の男なんて珍しいと思ったでしょう?」
「あ、いえそんな……あはは、私の顔に書いてありましたか?」
その男性はにっこりとほほ笑んで言った。
「病気の母が、ここの甘いパンが大好きだと言うもので。」
「へぇ~、お母さん想いなんですね。」
「父親が早くに死んで、母子家庭の長男として育ったものですから。」
ソフィアも母子家庭だった。
「私も同じです!」
ソフィアはパン選びに熱が入った。店にある甘いパンは全てプレートに並べた上で、それぞれ詳細に説明を始めた。
「パンにお詳しいんですね。」
「ここ、長いもので。」
男性は微笑ましそうにソフィアが説明する様子を見ていた。
「それで、どちらがおすすめのパンなんです?」
ソフィアは「うーん。」と考え込んだ。
「それじゃあ、あなたの一番好きなパンはどれです?」
「あ、それならこれです!」
ソフィアはこんがりと焼けたチョココロネを指差して言った。
「じゃあ、それにします。」
2人はまた目が合った。
「僕は、レオンと言います。」
レオンは手を差し出して言った。
「あ、私はソフィアと言います……。」
レオンの手は大きくて温かかった。ソフィアは顔に血が上って来るのを感じた。
「明日もお店にいらっしゃいますか?」
「はい、毎日いますよ。」
「それじゃあまた来ますね。ありがとうソフィア。」
(やれやれ、捨てる神あれば拾う神あり、てとこだな。)
パン屋の店長は、2人の様子を温かい眼差しで見つめていた。
***
レオンはそれから頻繁に、いつも決まった夕方の時間にソフィアのパン屋へとやってきた。その度に楽しそうにひとしきりソフィアとおしゃべりしては、パンを買って帰っていった。ソフィアは段々夕方が来るのが楽しみになった。初めにレオンが店に訪れてから、すでに半年以上が経っていた。
「ソフィア、今日お店は何時までですか?」
「あとシフトは一時間くらいかしら。残業がなければそれで終わりだけど、レオンさんどうしたの?」
「実は大通り公園の近くに『トラットリア』というレストランがあって、こぢんまりとしたところなんだけど、とっても美味しいんです。普段予約を取るのが難しいんですが、さっき通りかかったらたまたま今日の夜空いてるって言うから。」
「トラットリアなら行ったことあるわ。私の大好きなお店よ。」
ソフィアの声は弾んでいた。1年以上前の記念日にジョージと行ったきりだったが、美味しい料理の味は今でも覚えていた。
「もしよろしければ……今夜ご一緒していただけませんか?」
ソフィアの顔がパッと輝いた。
「私でよろしければ喜んで……!」
***
その夜は、ソフィアにとってジョージがいた頃以来の楽しい夜になった。男性と2人で食事をして、ちゃんと話が続くのかが心配だったが、それは杞憂だった。レオンはソフィアと趣味も似ていて、初めて食事をする間柄とは思えないほど話が合った。食事の趣味も似ていた。レオンはソフィアが言わずとも、ソフィアの好みの物ばかりを注文した。
(ジョージとの出会いもこんな感じだったっけ。)
ソフィアは、ジョージがパン屋にしょっちゅう来るようになって、緊張しながら初めてソフィアをディナーに誘った時のことを思い出していた。今回と違うのは、ジョージとソフィアでは食事の好みが全然違っていたところだった。ジョージはひたすら肉が好きで、ソフィアはパスタやピザが好きだった。2人とも好きな物としてパン以外にようやく辿り着いたのがシチューだった。ソフィアはそれからシチューばかり家で作るようになった。
「何か考え事ですか、ソフィア。」
「……いえ、ごめんなさい。」
レオンは慣れた手つきで食事をソフィアに取り分けた。
「レオンさんは、ご自分で料理もされるの?」
「実は以前、コックをしていたんです。」
「まぁ、素敵ですね。」
「親からは家業を継げと口うるさく言われたんですが、兄妹が10人もいるので、僕一人くらい抜けてもいいだろうと。」
レオンの襟元にあるブローチが光った。ソフィアはそれを見てレオンが貴族の出身であることに気付いた。
「母の体調が良くなったら、この町にレストランを開くのが僕の夢なんです。」
「それ、本当に素敵。」
ソフィアは思った。
(私の夢と同じだわ。)
夢を語るレオンの目は輝いていた。ソフィアはふとした瞬間にジョージとレオンを比べている自分に気付いた。
「お母様はご病気で大変ですね。」
「大丈夫、もうすぐ良くなると思います。それに……」
「それに……?」
レオンはソフィアの瞳を真っ直ぐに見つめて言った。
「母親の病気がなければ、この町に住むこともなくて、ここにレストランを開こうとは思いませんでした。母との絆も深まりました。それに……あなたにも出会えませんでしたから。今は病気にも感謝したいくらいですよ。」
レオンはにっこりと笑った。ソフィアは自分の顔が火照ってくるのが分かった。
「ところで、今年のクリスマスは空いていますかソフィア?」
「はい……。今のところ空いています。」
「一日、僕に時間をくれませんか?今までで一番素敵な時間にすると約束します。」
***
ジョージはあの事件以降も、アイラと共にコンサートとパーティ三昧の日々を送っていた。毎日が刺激的なのは変わらなかったし、アイラはいつも美しかったが、何か心にポッカリと穴が空いたような気持ちになっていた。
ある日ジョージは、マネージャーにコンサートチケットの価格を見せられてびっくりした。アコースティックギターと肉声では音が届く距離に限界があるため、一度に観客はせいぜい数百人~千人といったところだった。そのためコンサートの供給が追い付かずプラチナチケット化し、もはや新品の馬車が買えてしまうような金額になっていた。とても一般人が行けるような金額ではなく、一部の貴族や金持ちだけが行けるものになっていた。
「もっと価格を下げられないんですか?気軽に行けるものにしたいんです。」
「君はブランドなんだよジョージ。貴族にとっては、君のコンサートに行ったという事実が自慢の種になるんだ。チケットの価格を下げたら君の価値が下がってしまう。どんどん上げていこう。」
(僕の曲を聴くのに、そんな価値なんてない。)
さらに周囲の期待は、過去の曲ではなく、ジョージの新曲に向けられていた。皆「君に恋して」を超えるヒット作を期待していた。ところがジョージは王都に来て以来、一曲どころか、一小節も曲は浮かんで来なかった。以前はすらすら書けた歌詞も、一文字たりとも浮かばなくなっていた。さすがにパーティのし過ぎかな、と思い一日休みを取って机に向かってみたが、結果は一緒だった。
ジョージは次第に焦りを募らせていった。
(あの掘っ立て小屋に住んでいた時には、あれほどすらすら曲が書けたのに……一体どうなってるんだ。)
ジョージは昔どうやって曲を書いていたかを思い出した。そういえば、あの頃はいつもソフィアが隣で一緒に曲を口ずさんでくれていた。毎日夜更けまで歌って、大体その途中で曲や歌詞のアイデアを思い付くのだった。「君に恋して」も、彼女を想って書いた曲であり、当然彼女がいなければ生まれていない曲だった。
王都でのアイラとの生活はこの上なく贅沢で華やかな、誰もが羨むようなものだった。しかし、ジョージは初めの頃「お姫様を連れる王子様」のような気持ちでいたが、この頃は「セレブリティに散歩させられる小型犬」のような気持ちになっていた。実際のところジョージはアイラのアクセサリーみたいなもので、毎日がまるで歯車になったかのような単調な繰り返しの日々だったことにジョージは気が付きつつあった。
ジョージはソフィアのことが急に恋しくてたまらなくなった。ソフィアは裏切った僕を絶対に許してなどくれないだろう。もうあの控室での事件から半年以上が経っていた。もしかしたら、すでに別の婚約者もいるかもしれない……。ジョージを猛烈な後悔が襲った。
(調子に乗っている間に、僕は大切な物を全て失ってしまったんだ。)
その時、マネージャーが部屋に入ってきてジョージに告げた。
「全国ツアーの次の場所と日程が決まりましたよ。ジョージにとっては凱旋コンサートになりますね。あの町から出発して君は一夜にしてスターになった。」
マネージャーは続けて言った。
「日付は、今年のクリスマスです。」
***
「それで、段取りは全て上手くいっているんでしょうね?」
「完璧だよアイラ。大船に乗ったつもりでいてくれればいいさ。」
アイラはとあるバーで、以前腕を掴まれた背の高い例の男爵と会っていた。アイラは男爵に分厚い茶封筒を手渡した。
「それにしても……あの女は純粋過ぎて、僕でも申し訳なくなってくるね。騙されるために生きているような女だよ。」
「ふふ、あの晩私の腕を強引に引っ張った演技は良くできていたわよ。さすが俳優の卵ね。今回も上手くいくと信じてるわ、レオン。」
アイラは不敵な笑みを浮かべた。
「ジョージ様はまだあの女に未練が残っているようだわ。あの女もそうかもしれない。あの女を完全に落とすまで徹底的にやるのよ。」
「クリスマスの夜は町で一番のホテルのスイートルームを予約してある。ソフィアは絶対に来るよ。絶対にね。」
***
クリスマスまであと10日――。
ジョージはワクワクしていた。連日のコンサートをハードにこなしながらも、心は遠く離れた地にあった。かつて住んでいた思い出の町で凱旋コンサートが開けるのだ。まだ一年も経っていないにも関わらず、もう何十年も経ったように感じていた。あのパン屋は、ソフィアと以前暮らしていた掘っ立て小屋は、まだあるだろうか?全てが懐かしかった。
アイラはワクワクしていた。連日のパーティをハードにこなしながらも、クリスマスの日を心待ちにしていた。ジョージ様はまだあの女に未練がある。それをついに完全に断ち切る時が来たのだ。それを自らの目で見届けない訳にはいかなかった。心の砕け散ったジョージ様を優しく抱きしめてあげる――ジョージ様の心は100%私の物になるでしょう。アイラはその光景を想像しただけでゾクゾクした。
ジョージやアイラ、マネージャー、関係者たちを乗せた馬車はツアー先、ソフィアの住む町へと出発した。
***
クリスマスの当日、ジョージを乗せた馬車列が、日光に照らされて輝きながら、町の人々の歓声を受けて町のメインストリートを走っていた。ジョージは手を振りながら、懐かしい風景に感傷に浸っていた。町ではジョージの凱旋コンサートを讃える横断幕が各所に設置されていて、歓迎ムードで賑わっていた。
(一年も経たない間に出世したもんだ……。)
この町を出ていってから、ジョージの人生は180度変わった。公園での弾き語りから、王都で国王の御前で演奏するまでになった。それからどこに行ってもちやほやされた。それが良かったのか悪かったのか、ジョージにはまだ分からなかった。ただ一つ言えるのは、どんなに優雅な生活も今はジョージの心を満たすことはできないということだった。
ジョージはコンサート会場に入ると、無心でアコースティックギターを調律した。いつにも増してジョージは集中していた。プラチナチケットが故にお金持ちしか来ることのできないコンサートであっても、その日はジョージにとって本当に大事なものに思えた。
***
その頃、ソフィアとレオンは町の高級カフェでティータイムを楽しんでいた。相変わらず、レオンとの会話は楽しかった。その時、懐かしい音楽が聞こえてきた。カフェのピアニストが「君に恋して」を弾いていた。ソフィアは話を止めて目を閉じ、その音色に聞き入った。
「どうしたんですか、ソフィア?」
「いえ、ごめんなさい。」
レオンはソフィアの表情をじっくりと観察した。
「今晩、ソフィアのために、とても素敵な夜景が観られる場所を用意したんです。」
レオンは鍵を取り出して言った。
「この町で最高級ホテルの、最上階のスイートルームです。ソフィア、来てくれますね?」
***
コンサートは大盛況だった。コンサートホールでは、ジョージが最後に「君に恋して」を演奏した後、スタンディングオベーションが巻き起こった。ステージからは、観客席が良く見えた。
幕が下りる直前に一瞬、ジョージは最後列にソフィアに似た人がいたように見えた。しかし、馬車が買えるほどのチケットの価格をソフィアが払うはずはないだろう。ジョージは目の錯覚かと思ったが、その後も何を見たのか気になって仕方なかった。
控室に戻ると、アイラが花束を持って待っていた。
「ジョージ様、今日も素敵でしたわ。」
ジョージはアイラの横を素通りしながら言った。
「ごめんアイラ様。ちょっと大事な用があるんだ。」
「待ってジョージ様……!」
アイラは慌てて去ろうとするジョージを掴もうとした。アイラの手は空を切り、アイラはその場でよろめいた。ジョージをこのまま行かせる訳には行かなかった。今ジョージが行ってしまってはレオンと立てた作戦が水泡に帰してしまう。それにアイラはジョージがこの部屋から1人で出て行ったら、なぜかもう二度と戻ってこないような気がした。
ジョージはその歩みを止めることなくアイラの方を振り返りながら、言った。
「それとアイラ様、申し上げにくいのですが、もうそろそろ付き合っているフリをするのは止めにしませんか。貴族のご友人たちにも本当のことを話しましょう。今まで、本当にありがとうございました。」
アイラはショックで卒倒しそうになった。そんなこと死んでも嫌だと思った。その時ふと、アイラは気付いた。もうすでに、アイラはお金や名誉のためだけにジョージと一緒にいたい訳ではなかったのだ。その頃アイラは、ジョージのことを心から愛するようになっていた。
「お願い、待ってジョージ様……わたくしはあなたを愛しています……。」
その声は、急ぎ足で去るジョージの耳には届かず、控室に虚しく響いただけだった。
***
町の外れにある古い家には、その日も明かりが灯っていて、甘いシチューの香りが辺りに漂っていた。ソフィアは「君に恋して」の鼻歌を歌いながら、ギターの形をしたブリキ製の貯金箱を開けた。中身は空っぽで、指輪が一つだけ入っていた。
「次のコンサートまでに、またたくさんお金を貯めないとね。」
ソフィアは胸がいっぱいだった。一年前は冗談めかしてソフィア1人しかいないのに「大応援団」と言っていたが、今日の観客の大歓声と言ったら。冗談がいつの間にか本当になっていた。
部屋の隅には、昔ジョージが使っていたあのギターが置いてあった。ソフィアは毎日、ギターを綺麗に拭くのが日課になっていた。
部屋の机の上には、たくさんの新聞の切り抜きが置いてあった。ジョージに関する記事だった。王都での活躍に関するありとあらゆる記事が集められていた。ジョージの活躍を知るたびに、ソフィアは嬉しい気持ちになった。あんなことがあっても、時間と距離が2人の間を隔てても、ソフィアの気持ちは変わらなかった。
「私は、あの人のことを生涯愛しているわ。」
突然玄関のチャイムが鳴った。ソフィアが玄関のドアを開けると、そこにはジョージが立っていた。
ソフィアは驚いてその場に立ち尽くした。ジョージもしばらく無言でソフィアを見つめていた。ジョージがゆっくりと口を開いた。
「ソフィア、僕はとんでもない過ちを……。」
ジョージはその場にへたり込んでぼろぼろと泣いた。ソフィアはジョージに近づき、静かにしゃがんでそっとジョージの手を取ると自らの両手で包み込んだ。ソフィアの手は温かかった。
2人の声が同時に響いた。
「おかえり、ジョージ。」
「ただいま、ソフィア。」
***
町で最高級のホテルにある最上階スイートルームでは、その晩反省会がおこなわれていた。
「で、どうしてしくじった訳よ?」
アイラが鬼の形相でレオンに詰め寄っていた。
「いや、あの女『これからジョージのコンサートがあるから、ごめんね!』って。楽しそうに去っていきやがったよ。」
「楽しそうに去っていきやがった、じゃないでしょうが!せっかく探偵を雇ってあの女の趣味から全部調べ上げてあんたに教えたっていうのに。」
作戦では、レオンとソフィアが仲良くスイートルームに入っていく姿を、アイラとジョージが偶然にも目撃する予定だった。そしてハートがブレイクしたジョージをアイラが優しく包み込み、そのホテルで予約している別のスイートルームで甘い聖夜を過ごす。
「アイラだってジョージを連れてくるのに失敗しただろう?」
「まさか、あんなに急に控え室から出て行くとは思わなかったのよ!きっと観客席のソフィアを見つけたんでしょうね。」
「今頃元の鞘に収まっているだろうなぁ。」
2人はしばらく無言になり、はぁ、とため息をついた。
2人の声が同時に響いた。
「いい男だったなぁ。」
「いい女だったなぁ。」
またしばらく2人は無言になった。アイラは周囲を見渡して言った。
「それにしてもこんなに大きなホテルの部屋、もったいないわね。」
「そうだな、パーティでも開けそうな広さだ。」
2人は目を見合わせて言った。
「そうよ、パーティよ!」
「そうだ、パーティだ!」
その場は急に盛り上がった。2人はパーティという言葉に弱かった。レオンは「この辺りにはたくさん知り合いがいるから呼んでこよう!」と言って、町の遊び人たちを何十人も連れてきた。ホテルのスイートルームは、その晩大騒ぎだった。アイラはシャンパンファイトをしてワインを浴びるように飲んだ。
しかしアイラは羽目を外して泥酔しながらも、一つの考えがどうしても頭から離れなかった。
(わたくし、一体どこで間違えたのかしら?次の作戦は……)
<おわり>
数ある小説の中ご覧いただき、また最後までお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
前回から少し変わった純愛物になりましたが、もし少しでも面白いと感じていただけたのであれば幸いです。
気が向いたらで結構ですので、↓の☆☆☆☆☆からの評価やブックマークで応援していただけましたら、とても嬉しく思います。