殺炎之素羅異夢
スライム通信の話です。
始まりの草原、パルパ ーーーーーーーーーー
「いやー初日で俺らが出るとかスライム狩られ過ぎだわ~」
ポヨンポヨンと、体を揺らしながら赤いスライム、殺炎之素羅異夢が草原を闊歩する。この草原には、四スラ皇である殺炎に勝てる魔物やプレイヤーは存在せず、まさしく独壇場だった。
『ホントそれな(笑)てか、ザコしかいなくてマジウケるんだが?』
殺雷之素羅異夢が笑っている。がさがさと木々が揺れる音と共にポヨンポヨンと殺雷が移動する音が聞こえる。
『殺雷、もう少し慎重になりたまえ。貴様もHPが多少は削られているのだろう?プレイヤーどもにゾンビアタックでもされれば、我々は死ぬのだ。用心に越したことはない』
殺氷之素羅異夢は冷静だ。プルプルとスライムボディが揺れる音が聞こえる。
『はぁ!?殺氷、お前何で同胞が殺られてんのにんな冷静なんだよ!!殺雷もだ!おちゃらけてんじゃねぇ!俺ら四スラ皇の役割はプレイヤーの殲滅!同胞の仇を取ることだろ!?』
殺嵐之素羅異夢は激怒している。ポヨヨンポヨヨンと高く飛び上がる音が聞こえる。
一番仲間思いな奴だ。今まで狩られたスライムへの思いで燃え上がっている。
『まーまー殺嵐は落ち着きなよ。どーせ全員殺せばいおいんだか、、、ぐふっ!!』
「なんだ!?殺雷、どうした?」
突然の仲間の殺雷がうめき声を上げた。
『なんだこいつっ!くそッ速ぇ!!』
速い?俺らはレベル毎に俊敏性+200だぞ!?それより速いのか!
『だから慎重になれと言ったのだ!くっ一撃一撃が重いっ!何故この段階でバッターがいるのだ!!』
バッターだと!?なんであの特殊職が!
『こっちゃぁ自動人形だ!!チッちょこまかしやがって!うぜぇんだよ!!!』
「だ、大丈夫か!?何が起きているんだ?そっちの状況はっ!?」
『『『敵襲だっ!!』』』
「ダークスピアーwwww」
俺の体に黒い槍が刺さる。
「ちょww皆速すぎでしょwwwww俺一番最後じゃんwwwwwま、いいやwwwスライム君ww?俺と一緒に遊ぼうゼェェエエwwwwwwww」
振り返ると、一体の動死体が立っていた・・・
最後のゾンビは掲示板での有名な動死体こと大w草w原wです。