おととして
おととして
おととしを
生きていくんだ
何もない
コンクリートの部屋の中で
乾いた音を響かせて
すぐに吸い込まれて
なくなっちゃう
そんな
おととして
おととしを
生きていくんだ
キラリ一瞬
輝けばいい
ふわり一瞬
余韻を残して
意味などない
意味なんてないから
安心していいから
消えたって意味なんてないから
おととして
おととしを
生きていくんだ
通り過ぎる駅のホーム
あの駅名が読めるかい?
ただの線になって横に消えてく
あの駅名が読めるかい?
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