詩み 真っ黒なシミが広がっていく
真っ黒なシミが広がっていく
どんどん 領地を広げていく
のみこまれていったら
下のものなんて 何も見えない
そこに何があったかなんて すぐに忘れてしまう
それほどどんどん広がっていって
どこまでもそのシミは強烈だった
真っ黒なシミが広がっていく
とどまる事なく どこまでも
その領地は 拡大する一方で
きっとどこかの果てまで 広がり続けるのだろう
「ストーリー」
戦に負けた。
我が国は終わりだ。
我が国の誇りの色である赤い領土が敵国の色に塗りつぶされていく。
こんな地図みたくもない。
ああ、あの国はいったいいくつの国を塗り替えていくのだろう。