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短いため、「3」と「4」を2話同時投稿しています。
お気をつけください。
「小林さんっ!!」
昼休み給料日前なので会社の食堂で同僚とお昼を選んでいた時 後ろから声が・・・
「川合ちゃん。
昨日は来てくれてありがとうね。」
語尾にサトの為にとつげ足したがったがやめておこう。
「こちらこそ、誘っていただいて良かったです。」
とても機嫌のいい彼女
さては・・・
「何かいいことあったの?」
わかっているがそこは聞いてあげないとね。
「はい。実は、斉藤さんと今夜・・・」
顔を真っ赤にしている彼女を見て素直にかわいいと思ってしまう。
「よかったわ。サト性格だけはいいから」
言ったとたん頭に衝動が・・・
「痛っ・・・」
「コバてめー性格だけとかいうなよ。こんにちは川合さん。」
私から視線を外すとサトは川合ちゃんにニッコリ微笑んだ。
さっきまで真っ赤だった顔がそれ以上に赤くなったのがわかった。
そしてきっと後ろの男も顔が緩んでいるのだろう。
そう思い顔を見てやろうと振り返ったら・・・
あいつと目が合った。
「お話中すみません、斉藤さん。午後のこの人たちにはこの案でいいでしょうか?」
オダノブマサ・・・私の天敵決定だ。
あいつ川合ちゃんにはちゃんと挨拶したのに・・・私にはひと睨み・・・私あなたになにかした??
腹立つっ!!
「あーぁ、ここね。ちょっと戻るよ。川合さん、終わったら連絡するよ。」
私は眼中にないのかサト!!いや、こいつは仕方ないか・・・二人の後姿を見つめながら言った。正式にはあいつを睨みつけながら
「川合ちゃんあいつってどんな奴なの?」
いきなりの私の質問にびっくりする川合ちゃん
「あいつ?・・・織田さんですか?あまりいい噂聞かないですよ?特に女性関係ですけど。小林さんのタイプですか??」
きょとんっと聞いてくる川合ちゃん
「いいえ。私の最も苦手とするタイプだわ。あんまり気にしないで」